2008年9月アーカイブ

少し遅めに出勤。授業準備をする。火曜日は1回目の授業。

「ICTの活用Ⅱ」。PowerPointの説明。どうしようかと思ったけれど、意見を聞いたらPowerPointをずっとやってもよさそうだ。

「言語と平和Ⅱ」。ガイダンスなどの後、2人でペアになってインタビューをしての他己紹介。いろんな学生がいて楽しい。準備段階に友達同士で話しているときはいろいろ話しているが、前に出て話すとなかなか思うようにはいかないみたい。何回か経験してもらって慣れてもらえればと思う。

「資格情報処理Ⅱ」。暗号、著作権について。まあ、ぼちぼち。

「現代社会研究ゼミⅡ」。週末ゼミ合宿だったこともあり、秋学期の予定について説明し、諸連絡をして終了。教員のせいでかなり自由な感じだが、まあよしとしよう(苦笑)。


「勝間和代の日本を変えよう」を読了。勝間さんの本はブーム初期にはなんとなく読んでいなかったのだけど、何冊か読んでみたら、とても共感するところが多い。

世代論、男女雇用、非正規雇用の問題などについて触れられていて、ほとんどが「そうだよなー」と思う内容だった。5章については、自分の状況に落とし込みにくいので、さらっと流れていった感じはあったが、1章から4章まではすっと腑に落ちた感じ。

インターネットなどの普及による情報共有の重要性、公教育の充実の必要性、日本全体での若者雇用の支援、など、ほんとにその通りだと思う。わりと貧乏な家庭で育った30代ということもあり、公教育のありがたさはひしひしと感じている。今の時代に学生だったら、今の自分はないかもしれない。また、これから書くことがあるかもしれないが、いろんな面で福祉関係の恩恵を受けている。幸運にもたまたまこうやって大学で教員をしているが、定職なしで借金に追われていた可能性も十分にあっただろうし、ほんとに綱渡りだったなぁ、と思う。まあ、借金は実際かなりあるんですけど(苦笑)。だからこそ、何かの形で公教育や保育所などの充実に役立てればと思うし、非正規雇用などの問題についてももう少し勉強して行動できればと思う。

昔、クラブの同期の主将が「組織は一人で変えられる」と言っていたことに感銘し、その言葉をずっと意識している。小さいことからでも行動していかないと何も変えられないし、周りの人を巻き込んでいけば少しずつ大きな動きになっていく。そういうことは小さい組織ながら経験してきたので、勝間さんのいう「社会を変えていくために小さくてもいいから行動を起こそう」ということに共感するし、こういった活動を広げようと行動されているのはすごいことだなと思う。

あと、この本で一番共感できた、組織の変革や10年後の社会、については、自分の問題にからめて改めて書いてみよう。


月火水が大変。

院ゼミ。修論計画について議論。論理的な流れを作ることが重要。

午後、センター会議。業務計画について議論。すこし議論を蒸し返してしまったようだが、いろいろ情報を聞けて有益な時間だった。情報共有の重要性を再確認。何事においても、短期、中期、長期の3つの目的、計画を立てることが大事。

短大「数的理解」。受講生が30名もいて驚き。損益算。できる学生はかなりできる。少し差はあるが、みんなに”解ける体験”をしてもらうことに重きを置く。まあ、問題は多めに与えてるから大丈夫だろう。おまけ問題で「+、-、×、÷、()を使って、1、1、9、9の4つの数字から10を作る」を出す。みんな必死で回答しようと試みていて、ほほえましい。解けた学生は満足げ。数学を好きになってもらえるとうれしい。

「マルチメディアの制作」。FLASHでアニメーションの基礎。なんとなくできている感じ。

同志社「教育工学」。こちらは今日から。今年は20名程度で少し少ない。情報の話、視聴率の話題など。

秋学期は非常勤入れて月曜4コマ、火曜4コマ、水曜2コマ、木曜1コマ。月曜は会議や移動も含めて10時半から21時半までほぼ休みなし。火曜日は4コマ連続で13時20分から19時45分まで。水曜日は打ち合わせも間に入るし、毎週月火水の3日で疲弊しきってそうだなぁ。。。まあ、木金でなんとか調整しないといけませんな。


はじめてのゼミ合宿2

ゼミ合宿2日目。朝食後、卒論構想発表の続き。「なぜ留学するのか」「Chinese Web2.0」「台湾文化」「ネット上での著作権」「日本の子供たちはなぜ英語を話そうとしないのか」。変わらず多種多様。対応できるかしら(苦笑)。卒論というのは、制約条件を決めた中で問題を発見し、解決し、まとめる能力をつけるための訓練だと思うので、とにもかくにも学生たちが自分で何とかするように手助けすることが大事なんだろうな、と思う。ゼミ担当が初めてなので何もかもが手探りだが、学生は頑張ってくれそうなので、なんとかなるだろう。昼食後、最後に記念撮影。

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バスに乗って大学に戻る。少し事務作業をして、帰宅。少しお昼寝のあと、買い物。

はじめてのゼミ合宿

今日明日と初めてのゼミ合宿を行うことに。大学に集合して、バスにて京都府立ゼミナールハウスへ。

昼食後、卒論のテーマについて調べた内容、今後の計画を報告してもらう。今日は6名分。テーマは「学校裏サイト・プロフ」「新しい現代の教養」「コンピュータ社会における日本語能力の低下」「インターネットで生きてみる」「MySpace」「フリーペーパー」。まあ、多種多様なので、よく調べてもらいつつ、焦点の当て方を議論していければと思う。

その後、少しバドミントンをしたり、バレーボールをしたりして、バーベキュー。おいしくいただきました。

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風呂入る前後に、阪神-巨人戦を見る。新井の登場に驚き、ヒットを打ったのにも驚き。しかし追いつけなかったのねぇ。。。驚いたのは学生はほとんど野球に興味がないということ。私1人盛り上がってました。。。

夜はUNOや大富豪大会。学生って感じで、ついていくのが大変でした。まあ、あまりついてはいけてないですが(苦笑)。


後期の金曜日は授業がない。すばらしい。この金曜日を有効に使わねば。

歯医者に行ってから、大学へ。SPSSを使おうと思ったら、持ってるバージョンがVistaで動かないことが分かり、新しいバージョンを買うことに。うーむ。

午後から外大の院生2名が研究室を来訪。統計の質問があるということだったが、基本的には質問紙データの分析計画を立てる、ということになった。

夜に天山の湯、マッサージ。いやされる。

さて、話題のニュース。「大学の高校補習に補助金 来年度から文科省 学力低下に対応」(MSN産経ニュース '08/9/24)。

 少子化の一方で大学数が増え続けて進学が容易になり、「全入時代」に事実上突入し、学生数を確保するために推薦・AO入試で一般入試を経ない大学生も増えている。このため、大学関係者からは「高校の授業内容の理解が乏しいため、大学の専門教育についていけない学生が増えてきた」との指摘が上がっている。

このため、文科省は、大学生らに高校の授業内容を復習させる機会を広げる必要があると判断した。

来年度から行われる取り組みは、大学、短大、高等専門学校から公募。同省設置の有識者委員会の審査で合格すれば、年間2000万円以内の補助金を1~3年間交付する。

これだけ読むとGPより少し幅広そうな気はするけど、どうなのかしら。しかし、高校の授業内容の復習を大学でやる、ということは、大学の存在意義自体が問われているとも言えるだろう。一部の高校では、小学校の内容から勉強しなおして生徒の勉強に対する動機づけを高める、という取り組みがある。大学もその枠組みで考えるべきなのか?と思わないでもない。そもそも記事にもあるように、学力試験を経ていない場合や1教科入試などの場合も多い。これはある意味、大学が潰れないように生徒を入学させているわけだから、大学側としては文句言わずに勉強を教えないといけないということも言える。

正論は、「大学側が一定学力に満たない生徒を入学させなければよい」ということなのだけどね、、、。大学人としては、とても悩ましいところ。個人的には、文系科目ではそれほど必要ないような気はしていて、内容をうまく調整することで対応できないかな、とは思っている。ただ、読み書きレベルでしんどい場合はやはり必要ですけどね。。。

あと、こういう話題のときに、入学前教育、リメディアル教育、初年次教育としっかりと分けて考えておかないといけない。初年次教育(1回生向けの内容)と入学前教育(推薦入試などで入学する生徒に対する教育。0回生と言っていいかも)については、大学で検討する必要はあるだろう。リメディアル教育については、入学前教育でなんとか対応できるようになれば、というのが個人的な意見。まあ、もちろん実際は難しいんですけど。。。

なかなか調子でず

午前は「調査・統計の基礎」。データの種類、平均値、中央値、分散、標準偏差などを解説し、Excel演習。まだ手探り。

昼は学科会議。「言語と平和Ⅱ」は順調っぽい。その後、教授会。

メディアセンターにて打ち合わせ。世の中の流れや他大学の状況も踏まえて、うちの大学の情報教育環境について計画しないといけない。

ミス発覚。。。あー。口頭で聞くだけではだめだということを再認識。自分のことならまだしも、他人に迷惑をかけると、ほんとにへこむ。

調子が出ず、なかなか文献を読み進められない。。。まだ〆切地獄とかではないので、今のうちなんだけどなぁ。


芸人クイズ対決

京大デー。美濃研は昨日、今日と研究室旅行ということで、ものすごく静か。調査の準備。

午後に情報教育教材のヒアリング調査。今回が初めてということで、少し手探りだったものの、いろいろ有用なお話が聞けた。自分なりのポイントを見つけておかないといけない。

阪神-横浜戦。まだ若干点が入りにくい感じもあるが、ほぼ完勝。巨人が負けないなぁ。。。

夜、「今ちゃんの「実は・・・」」で、ロザン宇治原vs藤本(田畑・藤本)のクイズ対決を見る。京大卒vs東大卒。先週、同じ番組でたまたま宇治原の京大クイズ研究会によるクイズ修業を見てすごさに驚いたのだが、今回の対決もすごかった。よく知ってるなぁ、すごい勉強してるんやろなー。たしかに芸人としては悪魔の領域かもしれない(笑)けど、アピールしてなんぼやもんね。


原稿書き。休みになると頭痛。。。なんでなんだ。

阪神-横浜戦をMBSで。貧打。。。下柳ががんばったのに。巨人につきあって引き分け。まあ、引き分けの差が2つあると、結構うっとしいので、それはよしとしよう。

橘木俊詔「早稲田と慶応」を読む。 早稲田と慶応の大学の特徴や成り立ち、創立者大隈重信と福沢諭吉の生涯など、知らないことも多く、興味深かった。最近は早慶の卒業生、もしくは早慶で勤務している研究者と仕事をすることもあるとはいえ、関西圏で生まれ育っているので、早慶にはなんとなくのイメージくらいしかなかった。この本を読んで、早稲田の個性、上昇志向、慶応のスマートさなど、なるほどと思った。

ただ、最後の章の「大学の生きる道」は何を主張したいのかちょっとよく分からない感じはあり、その点は少し残念だった。

先日発売のプレジデントでも「学歴と「10大」格差」の特集が組まれており、大学の学歴と就職などとの関連について紹介されている。こちらも要チェック。


いよいよ授業開始!

いよいよ秋学期の授業開始。がんばりましょう。

院ゼミ。先週それぞれ話を聞いていたので、進捗報告など。

午後、センター会議、授業2コマ。

「数的理解」。短大なので、今日はガイダンス。久々にしゃべったので、なかなかテンポが、、、。

「マルチメディアの制作」。FLASHを使ってコンテンツ作成する。今日はボタンを作成してみる。まあ、順調な感じ。

授業後、梶川先生といろいろ打ち合わせ。仕事をさばいていく。

帰宅後、仕事の続き。残念ながら行けなかったプチ同窓会(といっても25名もいたらしい。プチではないなぁ(笑))をやっていた中学時代の友達から電話がかかってきた。少しだけど、久しぶりに話して楽しかった。がんばらんとあかんなぁ。今から来月の同窓会が楽しみだ。


実家の商店街で買い物したり。こないだ八光がテレビで紹介していたらしい。

夕方に京都に戻る。「巨人-阪神」戦。今日は放送始まった時には勝ってたけど、岩田が突如打たれる。李のホームランはきつかった。。。金本ひとり奮闘している感じで苦しい。鳥谷がいつまでたっても覚醒しない、クリンアップはしんどいなぁ。ほんとは今岡か林なんだろうけど、、、今の感じなら5番は関本か高橋でいいんじゃなかろうか。

しかし、まさかの3連敗。追いつかれただけなんだけど、これはちょっときついよなぁ。何とか打線がつながり出してくれることを願うのみ。まあ、まだ大丈夫ですよ、たぶん。。。

10年ぶり

昼まで寝て、だらだら過ごす。それで、大阪に帰る。こないだ地下鉄烏丸駅の構内にJuicer Barができた。ついついミックスジュースを買ってしまう。これから何回も買いそうだ。。。梅田の紀伊国屋で本を物色して、実家へ。

「巨人-阪神」戦はテレビ始まった段階で1-7。。。あーあ。

10年ぶりに中学校の同級生と会う。10年ぶりでも少し話せば、久しぶり感はあまりなかったりする。さすが同級生。

午前中は授業に関する事務作業。

午後は、FDに関する相談を2つ受けたので、それぞれお話し。1つ目は学内の大学院FDについて。外大では院にかかわっていないので、話を聞いていろいろ分かることもある。文脈に合う話を探すのはなかなか難しいけれど、それでないと聞いてる方は腑に落ちないので、みんなで考えることが大事だ、ということを確認した、という感じ。

2つ目はFDフォーラム。分科会について考える。まずはキーパーソンを確保(笑)。重要です。

帰って「巨人-阪神」戦を。首位攻防第1ラウンド。いい試合ではあったけど、一度も追いつけなかったのはしんどかった。坂本の2本目のタイムリーがちょっときつかった。。。3連戦で1勝すればいいのだけど、明日勝負やなぁ。今岡が復活しつつあるのが期待大。


秋学期準備モード

いよいよ秋学期準備モード。あー、もう1ヶ月くらい授業ない期間が続いたらいいのだけどなぁ(苦笑)。まあ、そうなったらなったで出張で埋め尽くされそうだけど。。。

「言語と平和2」TA研修会。TAの目的、「言語と平和」全体の概説、カリキュラムや業務内容の説明、教室設備の使い方の説明など。1時間半ほどかかってしまったが、それなりに意味はあったかな、と。「言語と平和2」関連ではまだいろいろやることがある。。。

院生とミーティング。修士論文の骨子について議論。その後、学会発表に関するスケジューリングなど。

ゼミ合宿に関する準備。どうなることやら。

夜は飲み会。まったりトーク。

いろいろ打ち合わせ

午前中は再度歯医者。抜歯後の消毒をしてもらう。特段問題なし。

その後、京大へ。美濃研で論文対策など。その後、楽友に行って、論文指導、打ち合わせなど。そのままカレーを食す。

帰って、外大関係の諸業務。早くやらないと。。。

11月15日(土)に京都外国語大学で人工知能学会の先進的学習科学と工学(ALST)研究会が開催されます。

みなさん、秋の京都ですよ。ここ数年の感じだと、ちょっと紅葉には早いかもしれませんが、京都外大からですと、嵐山が近いです。いいですよー。京都外大で人工知能学会の研究会って、ちょっとミスマッチ感がありますが、これもまた一興です。興味のある方、ぜひご参加ください。そして、発表もご検討くださいませ。

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人工知能学会 第54回 先進的学習科学と工学研究会(SIG-ALST)のお知らせ
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下記の通り、ALST-54を開催致しますので、奮って、ご発表・ご参加下さい。

               記

第54回 人工知能学会先進的学習科学と工学研究会(SIG-ALST)のご案内

テーマ: 一般
日 時: 2008年11月15日(土)
会 場: 京都外国語大学 1号館 151教室
    http://www.kufs.ac.jp/kufs_new/about/accessmap_fr.html

参加費: 無料
    *資料が必要な方は資料代1冊1,500円が別途必要です。
    *学生会員の参加者には無料で配布致しします.

発表申込締切:2008年 9月30日(火)
発表原稿提出:2008年10月24日(金)
発表申込およびお問い合わせ先:舟生 日出男(広島大学)
               funaoi+at+hiroshima-u.ac.jp


*研究会には会員でなくても発表・参加は可能ですが、研究会奨励賞の
 対象になりません。もし会員でない方は、この機会に是非入会下さい。
 *Online入会はこちらから
  →http://www.ai-gakkai.or.jp/jsai/info/member_join.html


SIG-ALST Web: http://home.hiroshima-u.ac.jp/jsai-sig-alst/


発表を申し込まれる方は、以下のフォーマットにご記入の上、
担当の舟生(funaoi+at+hiroshima-u.ac.jp)までメールにてお送り下さい。


研究会発表お申し込みフォーマット
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研究会名:第54回ALST研究会

1. 著者(ご所属)
2. 和文発表タイトル
3. 英文発表タイトル
4. 概要(50-100字程度)
5. 第1著者
氏名(フリガナ)
所属(日本語)・略称
所属(英語)・略称(英語)
6. 連絡先
氏名
郵便番号
住所
所属機関・部課名
TEL
FAX
E-mail
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歯を抜いた

休みを取って午前中、歯医者。親知らずと別の1本、計2本の虫歯を抜いた。麻酔もほとんど痛くなく、おかげでほとんど痛くなかった。途中、その間にある歯の虫歯を削るときだけ痛かったけど。小さい頃から歯はずっと悪かったが、ここ数年歯医者通いをしていなかったので、仕方ない。他も虫歯だらけなので、腹を据えて治療してもらうことにする。というか、別に怖いわけではないので、行かなくなるのを防げばいいだけなんだけど。

しかし、予約したら直前にメールを送ってくれたり、治療方針や理念を説明してくれたり、とものすごいサービスで驚く。すごいよねぇ。

ただ、先日行った時に、歯の磨き方を教えてくれたのだけど、これがなんとも恥ずかしい。若い女性の歯科衛生士?の方が「がんばって磨いてくださいね」など言いながら、教えてくれたのだが、口をあけているのでちゃんとしゃべれないし、なんとも居心地が悪い。。。まあ、これがいいという人も多いんだろうけど(笑)、教える職業だからか、教えられるのはちょっと苦手。どうしても「すいません、、、」と思ってしまう。

さて、あとは安静に、ということだったけれど、いろいろあったので京大へ。教材評価に関する打ち合わせを少しして、その後メディアセンターセミナー「日常生活空間における人間行動の観測と分析・モデル化」に参加。和泉さん@産総研は3つのテーマをお話しされ、特に1つ目の視線行動の解析が興味深かった。粒度を変えてクラスタリングを行い、行動を分析するという話で、かなり参考になった。角所先生は、主としてスマートクラスルームに関するお話。油断して聞いてたら、自分の以前の研究が出てきていてびっくり。あの研究ももっと深められるな。。。

その後、懇親会に出て、歓談。抜歯のあとは痛みもなく、よかった。


昨日いけなかったので、午前中は大学へ。ちょっとした作業を終わらせる。

2時過ぎに京大吉田コートへ。月1回くらいはテニスしたいよね、という目的のもと、もはや若手ではない(苦笑)中堅OBが集まってテニスをする。10年前に作ったメーリングリストはyoung-obという名前なのだけどねぇ。蒼穹杯以来、1か月ぶりにテニス。そこそこ動いた。現役はフリーで、隣のコートで練習していた。

来年は久々に公式戦に出れるといいな。35歳になったので成年の部でも出ることが可能。昔のイメージだと「成年になれば、私でもうまい人に勝てるのでは?」と思っていたが、まったくそんなことはなさそう。うまい人は体力が衰えていない。より差が出そう。。。


少し前になるが、酒井穣「はじめての課長の教科書」を読んだ。これまでビジネス書と言えば、経営者向け、もしくは、若手社員向けがほとんどで、中間管理職をターゲットとした書籍というのは本当になかったそう。たしかに。そもそも中間管理職というものが、非常に日本的であるということも関係するのだろう。

課長は「予算管理に実質的な責任を持つ管理職で、経営者と直接話のできる最下位のポジション」で、部下は年齢も能力も多様であり、責任もある、現場にも関わるというかなり大変な仕事である。

この本では、必要なスキルや巻き込まれる状況、問題、キャリア戦略などについてまとめられている。まず、『課長としての最も大切な仕事は「部下のモチベーションを管理する」という仕事です。』と述べている。やはり、何事においてもモチベーションは重要。

そして、課長に必要な8つのスキル。
 1. 部下を守り、安心させる
 2. 部下をほめ、方向性を明確に伝える
 3. 部下を叱り、変化をうながす
 4. 現場を観察し、次を予測する
 5. ストレスを適度な状態に管理する
 6. 部下をコーチングし、答えを引き出す
 7. 楽しく没頭できるように仕事をアレンジする
 8. オフサイト・ミーティングでチームの結束を高める

課長でなくても、部下を持つ人間なら重要になりそうなスキルだ。ある種、学生を指導する教員にとっても必要なスキル、と言えるでしょうか。自分は持ってるかしら。。。

筆者の酒井氏は1歳上。続編?の「はじめての戦略の教科書」がこれまた面白い。世の中にすごい人はたくさんいるものだなぁ、と実感する。最近、本を読んでいても同世代や年下の人が増えてきた。負けないように頑張らねば。

朝起きたら、強烈な頭痛と吐き気。なんなんだ。寝不足でもないのに、、、。しかも、頭痛薬がきれていて、えー、とブルーになるが起き上がれず、あきらめて正露丸飲んで夕方まで寝る。少し復調。薬屋で薬買って、さらに少し休む。ほぼ復活。あー、せっかくの休みが、、、。

昨日の朝日新聞のbeに「独身王子よ、婚活へ急げ」という記事があった(もうネットではbe見れないのね)。こないだも、婚活について少し話題になった。ちなみに婚活とは”結婚活動”の略。シューカツみたいなものである。

 

婚活については、山田昌弘・白河桃子「「婚活」時代」によくまとめられている。高度成長期が終わったこと、男女平等が少しながらも浸透しつつあること、ライフスタイルが多様化していること、などによって、婚活が必要になっていることが述べられている。

男性の非正規雇用の増加により、結婚(生活の安定が見込めない)ができない、親と同居している女性は結婚することによって生活レベルが落ちてしまうから相手に高い収入を望んでしまう、といった問題、また、男女とも、暗に男性の方が高学歴、高収入であるべき、といった考えを持っていることもある。

他には、最近は恋愛をする機会も増えているから、結婚に踏み切らない、といったことも指摘されている。逆にいえば、恋愛をする機会がない人は、どんどん恋愛をしない傾向にあり、”恋愛格差”が生じると
指摘している。確かにそうかもなぁ。。。男性に重要なのはコミュニケーション能力。いわゆる配慮、ですね。女性の方は、要求水準を下げることが重要だ、と。これは女性の地位が上がったことによる逆効果?とも言えますね、、、。

それで、結婚相談所やお見合いサービスの紹介などもあるのだが、実体験をまとめたものに、樋口康彦氏の「崖っぷち高齢独身者」がある。体験談としては興味深いが、読んでいると女性を見た目や年齢だけで判断しているとしか思えないので、気分は良くない。なるほど、両書すり合わせると納得できる点は多い。

まあ、両書を読んでいると、婚活とか関係なく、男性はこぎれいにはしておかないといけないのよな、とは思う。実際、あまりこぎれいではないので、気をつけないと。。。

3連休

3連休。これといった予定もなく、ゆったりしている。

ジュンク堂で本を物色。最近は、平積みを中心にチェックしてしまって、じっくり本を探すことをしなくなってしまった気がする。。。とりあえず何冊か購入。

ビデオ見たり、本を読んだり、文献読んだり。休日って感じ。

業者との打ち合わせ。「言語と平和Ⅱ」のアンケートについて。実際のところは確認がほとんどで、あとは情報交換など。

午後から教授会2つ。とうとう日常が戻ってきました。。。

聞いてなかった情報があって、少し気分を害す。なかなか情報共有のマインドは共有されないらしい。。。

「言語と平和Ⅱ」関係の仕事をやる。こちらも進めんとね。

阪神戦をテレビで見る。今日も貧打で負け。。。昨日の今岡の復活は、深夜の録画中継まで見てしまった。ニュースで見て知っていたのだけど、やはりその瞬間を見、実況を聞くと鳥肌ものだった。今岡が復活すれば右で中距離ヒッターなので言うことないから、ぜひとも復活してほしいところだ。。。

大学にて事務作業。今後の研究、スケジュールについて少し考える。そろそろ科研についても考えないと。久々に梶川先生とお会いして、報告、相談など。

メディアセンター懇親会。センター長も出席され、いろいろ歓談する。

大学関係の本がたくさん出ている、と以前に書いたけど、なかなか感想を書けない。。。とりあえず「下流大学が日本を滅ぼす!」について簡単に。

下流社会で有名な三浦展氏の大学論である。団塊ジュニアの大学人としては納得できる部分も多いし、外部にアピールしたい点も多いのだけど、全体的に若者も大学も否定しすぎだろう、というのと、解決策として提示しているオンライン大学についての論考がかなり貧弱なのが気にかかる。

少なくとも、オンライン大学にしたら、教授の負担は減ることはなく、むしろ増えるだろうし、学歴主義もなくならないだろうし、仕掛けをしないと「時間に縛られずに学習できる」ということにならないだろう。この点は想像だけで書いているように思われる。せめて少しくらい文献にあたってほしいな、と思う。

テレビゲームで学力が低下した、というのも、たぶん違うだろう。少なくとも今の世代は、私たちの世代よりはゲームしてないだろうし。確かに外で遊ぶこともどんどん少なくなっているので、その辺はかわいそうだとは思う。

もちろん、学力低下、と言われるのは、大学が増えていたり、定員を増やしたりしているからで、あくまでわれわれ大学側のご都合主義であることは否めない。すなわち、学力低下は相対的な原因も結構大きいことは認識してもらう必要がある。また、親や学校側の学生への過保護、それにともなう打たれ弱さ、なんかも事実だろう。

まあ、「近ごろの若者は・・・」というのはいつの時代も必ず出てくる言葉だし、若者を批判する前に、自分について考えてみた上で、批判する必要はあるだろう。


すこしゆったり

京大デー。午前中は「言語と平和」の非常勤をお願いする方に説明。ぎりぎりで申し訳ないです。

昼食後、グループミーティング。途中で抜けて、情報教育教材評価ミーティングへ。議論を通していろいろ整理して、自分の役割の見通しはついた。9月、10月でヒアリング調査をすることに。

研究室に戻っていろいろ雑談。すこしゆったり。やることを整理する。

久々にテレビで阪神戦をゆっくり見る。試合展開もゆっくりしていた。。。まあ、勝ったし、よしとしますか。貧打続きは気になるけど、まあ、新井が帰って来て、林が打ち出せばなんとかなるでしょう。

早め早めを意識しよう

大阪で用事を済ませて、京都に戻って大学へ。

研究所関係のデータベースの打ち合わせ。ものすごいのができていてびっくり。あとは入力補助ができれば、問題は解決。

院ゼミ。大山さんは論文初稿のチェック、方針について、遠海さんは修論の今後の進め方について、それぞれ議論。あとは教育工学会の発表準備の期日を決めて、作業してもらうように指示。夏も早いが、秋ももっと早いので、早め早めを意識してやってもらえればと思う。まあ、自分もだけどねぇ。。。


日本教育工学会ワカモノたちの大宴会、〆切(9/10)間近になってきました。
すでに多数の申し込みをいただいております。ありがとうございます。

参加はもちろん”自称ワカモノ”でOKです。
「初めて学会に参加するんだけど、、、」「学部生なんだけど、、、」「ワカモノじゃないかも、、、、」
一切ノープロブレムです。私もすでにあまり若くありません(苦笑)。

熱気あふれるワカモノたちに囲まれれば、
「ためになったねぇ~」「ためになったよぉ~」と、言ってしまうこと、間違いなしです(笑)
多くのご参加、お待ちしております。

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日本教育工学会 ワカモノタチの大宴会 2008
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 今年もこの季節がやってまいりました!
 例年100名前後という多くのワカモノにお集まりいただき,
 大盛況の「ワカモノタチの大宴会」を,今年も企画致しました.
 今年も学会の懇親会直後に開催いたします.

 参加をご希望の方は,下記URLのフォームに必要事項を記入いただき,
 9月10日(水)までに参加登録してください.
 http://labs.m-mode.net/wakamono/
 会場準備の都合上,〆切をお守りいただけると幸いです.

 なお,このメールを皆さんのお近くの興味・関心のある方にご転送いただければ幸いです.

 皆様にお会いできるのを楽しみにしております.
 どうかよろしくお願い致します.

 本企画についてのお問い合わせは,
  wakamono2008 +at+ ak.cradle.titech.ac.jpまでお願いいたします.
  (+at+ を @ に置き換えてください)

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●日時 :10月12日(日) 21:15~23:00
●予算 :有職者4,000円 学生2,500円
(有職者の定義は,"所得税を納めているもの"です)
●コース:2時間飲み放題コース
●団体名:教育工学会ワカモノタチの大宴会
●会場 :船栄 高田店 http://www.funaei.co.jp/takada/
●〆切 :9月10日(水)
●申し込み方法:下記ページからお申し込みページに進みフォームに必要事項を
 記入いただき,参加登録してください.
 http://labs.m-mode.net/wakamono/
 申し込んだ後,確認メールが送られてきます.

●参加資格
 自称ワカモノ!であればOKです. 教育工学会がはじめてでお友達がいない、という方も是非、ご参加下さい。きっと知り合いがぐんと増えます。

 会場は,懇親会会場と目と鼻の先ですので,そのままお越しいただくことが出来ます.

 なお、ワカモノの大宴会は有志のボランティアによって運営されています。不手際などあるかと思いますが、ご理解いただければ幸いです。

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 WAKAMONOの情報がMIXIでも!!
 Learning of Tomorrowコミュニティ!
 是非ご参加ください!
 http://mixi.jp/view_community.pl?id=2668705
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(2008年度幹事団・敬称略)
■代表
御園真史(東工大)

■運営
中原淳(東京大)
村上正行(京都外大)
望月俊男(専修大)
重田勝介(東京大)
山田政寛(東京大)
平澤林太郎(新潟大附属長岡小学校)
渡辺雄貴(東工大・青山学院大)

■会場・誘導
楡井正弥(上越教育大)
宮崎こず恵(上越教育大)
金和瑩(東工大)
渡辺雄貴(東工大・青山学院大)

■会計・総務
見越孝介(東工大)
志賀靖子(東工大)
金和瑩(東工大)

■広報
堀田龍也(NIME)
中川一史(NIME)
山本雅之(東工大赤堀研OB)
中野真依(ベネッセコーポレーション)
森田裕介(早稲田大)
岩崎千晶(関西大)
藤原康宏(岩手県立大)
山口悦司(宮崎大)
根本淳子(熊本大)
大橋裕太郎(慶応大)
舟生日出男(広島大)
林敏浩(香川大)
酒井俊典(山形大)
谷塚光典(信州大)
亀井美穂子(椙山女学園大)
中澤明子(大阪大)
奥林泰一郎(大阪大)
尾澤重知(大分大)
寺嶋浩介(長崎大)
稲垣忠(東北学院大)
光原弘幸(徳島大)
松浦健二(徳島大)
杉本圭優(富山短大)
深見俊崇(平安女学院大)
小尻 智子(名古屋大)
八重樫文(立命館大)

北稜高校SELHi運営委員会。少し起きるのが遅くなって、道間違えて、ぎりぎりに着いて焦る。。。

簡単な打ち合わせの後、授業見学。高1の授業で不定詞について。内容はなかなか難しいが、生徒さんは熱心でかわいい。その後、授業についての検討会。

昼食後、平成19年度の報告、平成20年度の計画について。助言なんてできないのだが、求められるので、一応意見を言う。会議の進め方が形式ばっているので、もう少しフランクにできるようにしたほうがいい気がする、ともコメントした。もっとぶっちゃけトークで議論したい。これはFDにも通ずるなぁ。

まあ、いつも思うが、ほんとに北稜高校の英語の授業はよく計画されていると思う。時代は変わってる。教員の頑張りが報われるシステムになってほしい、と切に願う。

家に帰り、諸業務を終えて、大阪に帰る。


久しぶりに予定のない日曜日。たまっているお笑いのビデオを見て、必要な買い物をして、考え事をして、英語文献を読んでみて。こんな日がいつも週に1、2日あるといいのだけどなぁ。

さて、少し前の記事になるが、毎日新聞に「特集ワイド:大学教員残酷物語 「高校詣で」も仕事!?」(毎日新聞 '08/9/1)という記事があった。いろいろなブログでも取り上げられていたので、大学業界の方はご存知の方も多いかもしれない。

(前略)  佐藤功さん(仮名)は30歳代の私大准教授。勤務する大学は首都圏にある、いわゆる「中堅大学」。定員割れはないが、大学の立地は悪い。路線バスを利用すると最寄り駅から30分はゆうにかかる。私大生き残りの3要素に当てはまるのは、「総合大学」ということだけだ。

 佐藤さんはこの夏、20校以上の高校を訪問した。首都圏はもちろん、首都圏以外の関東や甲信越、東海地方へも足を運んだ。主に訪ねるのは大学関係者が「固定客」と呼ぶ指定校推薦の高校だ。

 佐藤さんは高校訪問の際、かばんに「訪問マニュアル」を入れている。大学がコンサルタント会社に依頼して数百万円かけて作成した。A4判数ページのマニュアルには「予約の入れ方」「事前準備」「訪問時の注意」などの項目が時系列に並ぶ。「訪問時の注意」には「服装を清潔に保ちましょう」「笑顔で訪問しましょう」など基本的なことが記されている。また「高校の進路指導室に直接出向く前に、受付であいさつすると人脈が広がります」との記載もある。「企業の新人研修みたいですが、大学教員は関係者以外と接する機会が少ないのでマニュアルが必要です」。佐藤さんはこう説明した。

 マニュアルには「予想される質問」の項目もあった。高校の担当者から「最寄り駅からは遠いですね」と大学の弱みを突かれた時はこう答える。「自然に囲まれた落ち着いた空間ですので、学生は勉学に集中でき、伸び伸びと学生生活を送っています」。さらに、他のどの大学が訪問したかを探るため、高校の窓口にある訪問者名簿には目を通す。高校の進路指導室では、他の大学より目立つように大学のポスターを張るよう試みる。いずれも目標が達成できれば、大学への報告書に誇らしげに書くのだという。

(略)

 浜本健太郎さん(仮名)は40歳代の私大准教授。この大学も定員割れはしていない。浜本さんが勤める大学は7月下旬、オープンキャンパスを2日間行った。他の学部には高校生ら約50人が集まったものの、浜本さんの学部のコーナーを訪ねたのはわずか4人だった。1日平均2人。「うちの学部は毎年この程度しか集まりませんよ」。浜本さんは無力感を漂わせた。ここ数年は毎年のことだが、あまりの人の少なさに、模擬講義などを手伝ってくれた現役大学生に申し訳なく思う。

 浜本さんも、もちろん高校訪問をする。予約を入れ、片道2時間かけて自家用車で向かった。ところが、高校の担当者からは「パンフレットを置くだけでいいですよ」と冷たく言われた。滞在時間はわずか10分。追い打ちをかけるように、自家用車のガソリン代も実費精算ではなく、この原油高騰のおり1リットル100円で精算させられている。

 首都圏の佐藤さんは、高校訪問には懸命だった。しかし、東海地方の浜本さんの大学では、近隣の大学も似たような高校訪問をするのでほとんど効果がない。浜本さんの大学を受験する高校生らは、推薦入学で早めに進路を決めるのではなく、一般入試まで「ブランド」「立地」などを満たす大学を目指し続ける傾向にある。受験生を多く集める大学と、少ない大学との「二極化」が進むが、少ない大学では推薦入試でも学生の確保が難しくなってきている。

(後略)

職員系のブログでは、「こんなの残酷ではないだろう」という論調のものも見られた。それも1つの意見かもしれない。ただ、教員としては、この記事にあるように、飛び込み営業的にとりあえず高校を訪問しているような状況では、残酷だろうと思う。これは昨年度の高校訪問の経験でそう思った。おそらくメーカー系企業の開発、研究部門の人間が、企業の生き残りをかけて、突然「飛び込み営業行ってこい」と言われた感じに近いと思うのだが、ほんとにどうしていいのか分らない。

もちろん多くの教員は、大学のために役に立ちたいと思うし、それ以前に大学が潰れたら元も子もないのだし、頑張ってくれる学生に来てもらえればお互いにハッピーなんだし、何かしら努力したいと思っているはずだ。しかし、そのための目的、戦略、戦術がある程度デザインされていないと、関わった人を無気力にしてしまう。正直、私もかなり危うかった(苦笑)。教えること、研究すること、大学のために仕事をすることはできるけれど、そうでないことをするにはかなり心的に負担もかかるのは仕方ない。

確かに大学教員が高校の現状を知らない、といった問題も多い。偏差値の変動にくわえ、大学直結のコース制をもっている、推薦入試を受験させない、といった制度もある。この辺は教員が努力して勉強しないといけない点ではある。それでも、それを高校訪問で学ばせるにはコストパフォーマンスが悪いような気がする。

多くの高校教員も「大学関係者に来てもらっただけでは困る」と感じている現状、高校、大学双方にとっていい方法を考え、実践できるかどうか。そのためには、現状把握、目標設定、戦略策定、実践能力、いろいろ必要な事項も多いが、ここで大学の力があるかどうかが判断できると言えるのかもしれない。幸い、うちの大学は今年は高校訪問を行わないようなのでその面ではよかったのだが、どこの大学も状況をよく判断しないと、大変なことになると思う。改革によりすぎるのもどうかとは思うが、多くの大学は旧態依然。象牙の塔に閉じこもっている時代はとっくに終わっているので、いろんな情報を参考にしながら改善してほしいと思う。

各地で研究会などいろいろあったのだけど、どれにも行かず、少し休むことにした。

久々に大学に行って、事務作業。あまりに動きが遅くなり、ぼろぼろになりつつあるLet's NoteのW4から、しばらく前に買っておきざりだったW7に乗り換えるため、データのバックアップして移行する。かなり時間がかかる、、、むむむ。それで、とうとうVista。ダウングレードする手もあったが、まあ、慣れるでしょう。

ついでにブラウザもGoogle Chromeにしてみた。好みはあると思うけど、動きは軽快だし、なかなかいいと思う。メーラーはThunderbirdにしようかと思って使ってみたけど、どうも慣れないので、結局AL-Mailのままに。

しかし、Googleのサービスはどこまで展開するのだろう。

出張三昧、無事終了。

JSiSE全国大会3日目。セッションを聞きまわる。FDやSDに関する発表もあって、自分としても考えることが多かった。企業展示もいろいろ見てまわる。

学食でご飯を食べて、奥田さん@経産省経済産業政策局の講演。社会人基礎力、企業の求める人材と大学教育の関係など、整理してお話された。よく分かるが、就職活動の長期化など、どこまで企業と大学がお互いの要求を満たすように譲歩できるか、という問題を解決するが大きそうだ。

熊大クッキーを買って、空港へ。今井さん@岐阜大とバスであったので、空港でお茶しつつ、みんな忙しいねぇ、という話(笑)。

無事、伊丹から京都へ。この2週間は出張三昧だったけど、情報も収集できたし、考えることもあったし、よかった。これらのことをもっとよく吟味して考えることが必要だな、と。活かしていかないとねぇ。

午前中はホテルで仕事。昼食はこむらさきというお店で熊本ラーメン。美味しい。

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午後から教育システム情報学会第33回全国大会2日目に参加。小谷さん@文科省高等教育局の講演。新しい情報は特になかったが、来年度の概算要求や私学助成の話を聞けたので、対策を考えないといけないな、と。

企画セッション、前半は「教育・学習情報を対象としたデータ/テキストマイニング」に参加。いい情報が収集できた。自分でももっと勉強して少しは出来るようになれればいいのだけど。

後半は「e ラーニング環境のデザインとHRD(Human Resource Development)」に。今野さん@東北大の授業振り返りに関する発表はとてもよく出来ていて、面白い。今後も情報交換ができていけばいいなと思う。

予定が変わって、懇親会に参加することに。初対面の人も多かったが、前から知ってるかのように話す(笑)。その後、2次会で若手中心で飲む。3次会は鈴木先生@熊本大らと合流。予想もしないことを言われつつ(苦笑)、楽しく飲む。


教育システム情報学会第33回全国大会。会場につくと、熊本大のみなさんが一生懸命準備されていた。大変だなぁ。。。

午前中は私も末席を汚しているSNS・新技術創造委員会企画のワークショップ「SNS的アプローチを利用した教育・学習支援」で、8件の発表。私も京都外大で活用しているSNSに関する報告をした。前の発表を聞いていろいろ考えることもありながらの発表だったので、若干ぐだぐだだったような気も、、、。ただ、佐野先生@東京外大からご質問やご指摘をいただき、大変参考になった。単科大学、外国語大学としてのあり方も考えないといけない。

発表はどれも興味深かった。特に、松浦さん@徳島大の考察がとても面白く、最後の長谷川さん@JAISTのまとめはすっきりしていて、自分の考えをまとめるのにも参考になった。

SNSを教育(特に大学教育)で活用しようとする際には、コミットメントをどう促進するか、がポイントであることは間違いない。教育・学習の文脈で利用してもらうため、ほんとに難しいところ。意見としても言ったのだが、多層的な教育目標をもったさまざまな活動を行なうことを考える必要があるなぁ、と思った。最初はかなり限定した教育目標をもった活用を行なって、そこからSNSにコミットメントできれば、大学生活の日常性と大学教育をゆるく結びつけることも可能かな、と。まあ、そんなにうまくはいかないので、いろいろ手探りでやっていくことが大事かな(というか、それしかできないんだけど(苦笑))。学びはいろんなところに隠れているし。

昼食を食べて、シンポジウム。パネリストの今井さん@岐阜大は同世代だが、どーんと構えてインターネット大学院の取り組みについて話していた。恐るべし(笑)。

午後のセッションでは、あちこち聞きまわる。OCW、Sakai、SNS、学習スタイルなど関連部会ものも多く面白かったが、特に根本さん@熊本大の発表はふーむと感心する内容だった。熊本大のインターネット大学院も、ほんとにいろいろ考えてできてるよなぁ。

ウェルカムパーティでいろいろ話した後、思わぬメンバー6名でちょっと緊張しながらも、馬刺しやからしレンコン、焼酎などをいただく。

熊本へ

「言語と平和Ⅱ」ワークブックの校正。もうちょっと練りたかったが、あきらめる。

夕方、伊丹から熊本へ。阪神百貨店にある中華園というお店で、熊本名物の太平燕(タイピーエン)を食べる。ちゃんぽんのような感じで、春雨、たっぷりの野菜が入っている。おいしい。

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ホテルに戻って、明日の学会発表の準備。ぎりぎりだ。ワークブックももう1回見直して校了。


研究室OB合宿@小豆島

8月29日から9月1日まで、IMSS(研究室OB合宿研究会)のため、小豆島へ。行きは姫路港からフェリーで上陸。

3泊4日で基本的に午前と夕方に輪講、夜に研究発表を行なうスケジュール。今年の輪講はデータマイニングで、"Data Mining: Concepts and Techniques"。参考図書で「データマイニングの基礎」

 

最近やってないので数式が追えなかったりで大変。でも、この辺は知っておきたいところ。

昼はアクティビティ?で、グループ行動になる。30日の昼は小豆島散策、31日の昼はテニス、オリーブ温泉。

なかなかじっくり勉強したり、外で遊んだりしないので、久しぶりのいい体験だった。

 

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