2005年02月08日

山田昌弘「希望格差社会」

「リスク化」と「二極化」という2つのキーワードをもとに、現代社会の問題について述べた本。分かりやすく読むことができる、ということは、これだけ問題が山積しているということで、怖くもある。5章の「職業の不安定化」が一番身につまされる。産業構造の転換(仕事の二極化)から非正社員の雇用につながるということで、若年労働者のフリーターが増えることになる。今はパラサイトしていれば大丈夫な人たちも、いずれはそうはいかなくなる。ただ、解決策はなかなかない。

現代社会を把握するにはいい本。講義録がベースになっていて、学生とのやり取りもいろいろあったそうだ。うちの学生に読ませたらどんな反応をするのだろうか。

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