2005年1月16日

高橋信「マンガで分かる統計学」

買うときはちょっと恥ずかしいです(苦笑)。しかし、中身はちゃんとしてます。マンガはちょっとで後は説明かな、と思ってましたが、かなりマンガのボリュームが多いです。しかしながら、そのマンガの中で身近な例をとりあげ、代表値や分散、偏差値、分布、相関、検定までの説明を行っています。最後の検定はなかなか大変ですが、それでもこれなら”統計は難しい”と思っていた人も気軽に勉強できそうです。

さすがに教科書には指定できないか(笑)。ただ、シスアドの授業で簡単に統計はやるので、来年はこれを参考にしてみたいと思います。

森博嗣「工学部・水柿助教授の逡巡」

水柿助教授シリーズ第2弾。今回は登場人物は妻の須磨子さんと編集者たちで、なぜ小説を書き始めたのか、といった話。かなり私小説だと思うけど、面白い。軽いタッチでユーモアあふれる文章、テーマがいい。

ミステリを書くときの注意点?などについても触れられているし、大学の内部の話なんかは全くその通りで、サイン会での講演では授業と違って誰も寝ていないとか、研究に関する立場の変化とか、そうなんよねー、と思いつつ、読んでしまう。しかし、本当にこうやって小説書いてるんですよね。すごいよなぁ。

2005年1月 9日

山田誠二・北村泰彦編「情報社会とデジタルコミュニティ」

第15回教育システム若手の会で紹介されて読んだ本。社会と対象とした人工知能関係の研究がまとめられている。読んで興味があれば論文を読んでみましょう、という感じの本。全般的に興味深い研究が多いし、こういうのやってみたいなぁ、と思う。人間が興味を持っていることなどをいかにデータとして引き出せるか、ということがポイントなのだろうか。ただ、これらの研究が社会で使えるようにするには、また別の視点も必要になってくるのかな、と思う(特にエージェントによる教育など)。

2章ではデジタルミュージアムについて書かれており、これは授業で使えそう。角先生は京大情報学に移られたので、また話を聞く機会があればいいなぁ。

1章はチャンス発見について。ちょうど今回の人工知能学会誌(Vol.20,No.1)も「シナリオ創発」の特集をやっていた(まだ読んでないけど)。読んでも分かりそうでなかなかちゃんと理解できない分野の1つ。面白そうなんだけど。オントロジーもそう。