2005年09月18日

佐野真「和田の130キロ台はなぜうちにくいか」

直球なタイトルの本(笑)。内容はなかなか面白かった。もちろん、和田の球がなぜ打ちにくいのか、という問いもさることながら、和田の野球生活を通して、スポーツ上達のための手がかりを示していると思うからである。自分の体験に重なる部分が多い(って、スポーツではレベルが違いすぎるわけですが)。

打ちにくい、という点においては、ボールの回転数を大きな要因にあげている。もちろん納得はできるのだが、ちょっと説明しきれてない気はした。今年、突然変異を遂げた藤川も回転数が高いのでは、と思われる。やはり、個人的には、和田の場合はフォームのよさがもっとも大きな要因だろうという気はする。

感心したのは、和田の取り組む姿勢。よきパートナーであるトレーナー土橋の意見でも、自分で納得しないとやらない。「とりあえず一度は人の話を聞く。でもそれが自分にあわないと思ったら、絶対に取り入れることはない」(p78)。これはスポーツをやる上で非常に重要な要因である。

また、自分で決めて進研ゼミをやり続けたというエピソードなどから、「小学生の頃から、『○○を達成したい』という強烈な欲求、目標達成までの具体的な計画を立てる、負けず嫌い、必ずやり遂げる強い意志、という”成功者の条件”というべきメンタリティを身につけていたことが分かる。」(p94)とある。これは何事においても必要な条件である。

和田毅に、これからも注目したい。2003年の日本シリーズでは、和田には勝てないので、斉藤を打たねば、と思って観戦していた。新垣と杉内は打てると思ってたんですが。杉内にやられてしまいましたが、、、。和田の今年の調子はいまいちのようですが、やはりうっとおしいことには変わりありません。ソフトバンクでは、杉内が突然変異したようですが、日本シリーズになったら何とか打ち崩してほしいところ。

ちなみに、卒論が載っている。これはすごいことですね。ちなみに、私は、自分の卒論はもう見たくありません(苦笑)。

trackbacks

trackbackURL:

comments

僕も本屋の立ち読みで卒論が公開されているのを見て,衝撃を受けました。
すごいですよね,付録部分とはいえ,本に掲載したんですからね。
チラッと見ただけだけど,よくかけているような気がしましたが・・・。

私の場合も、卒論を本に載せるなんて、自殺行為です。
というか、もう一度読んだ時点で、恥ずかしすぎて、
入る穴を探すこと必至。。。

でも、どうして卒論を載せてるんですか??

  • natsukichi
  • 2005年09月19日 12:52

卒論が載ってるのはほんとにすごいですよねぇ。

和田投手の卒論テーマが「投球動作における下肢の筋電図解析」というものなので、載ったのだと思います。しかし、本人が許可したってことだもんね。筋電図データを元に、野球の指導書との比較を行っています。結果がシンプルですが、卒論ですし、しっかり書けていると思いました。

機会があったら、友達(ソフトテニスの動作解析を対象にしている研究者)にどんなものか聞いてみます。

  • むらかみ
  • 2005年09月21日 01:42
comment form

(ほんの本読み記録 にはじめてコメントされる場合、不適切なコメントを防止するため、掲載前に管理者が内容を確認しています。適切なコメントと判断した場合コメントは直ちに表示されますので、再度コメントを投稿する必要はありません。)

comment form