教育工学会シンポジウム

教育工学会シンポジウムのため、東京工業大へ。午前中は「企業内教育におけるe-Learningの展開」というタイトルで企業や総研、大学教員と異なる立場のパネリストによるシンポジウム。最後はちょっと違う方向に行ったような気もしたが、自分としては、e-Learningについて以前から考えていた問題点を整理するのにとても参考になった。知識を学ぶのと、学びを学ぶ(learning about learning)のがごっちゃになると話がややこしくなるし、企業と大学でのe-Learningにおける共通点と相違点をよく考えておかないといけないな、と思う。

寺嶋君と尾澤君と昼食。両者とも今の大学で3ヶ月弱の勤務。3大学を比較しても、いろいろ違う。国立と私立、大規模と小規模、単科と総合など、大学といってもいろんな要因があるものだ。とにもかくにも、授業に、研究にしっかりと取り組んでいかないといけないのはどこでも同じ、ということは間違いなさそう。

午後は「ワークショップの意義と課題」ということで、博物館、企業、教員研修のワークショップを行っているパネリストによるシンポジウム。上田先生@同志社女子は、初めてお話を聞かせてもらったが、とてもアーティスティックでインパクトがあった。身体をとても大事にしておられる印象を受けた。学芸員課程の授業をもっている身としては、学生にはあのような先生の授業を受けさせてあげたいなぁ、と思った(自分が出来ればいいんだろうけど、あれは立ち位置が違いすぎます(笑))。

パネリストの方々の実践に近づくのは難しいとしても、こういったお話を参考にしながら、授業やFDでもこういったワークショップの手法をとりいれていくと面白いなぁ、と思った。しかし、そのためには、十分な授業設計をしておく必要があることも感じた。まずは少しずつかな。

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このページは、村上正行が2005年6月18日 23:55に書いたブログ記事です。

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