2009年9月アーカイブ

査読マシーン!?

京大へ。国際会議の運営もあって、研究室は静か。査読を終わらせる。これで手持ちがなくなった。今年度すでに12本目。1か月2本ペースだ。まさに査読マシーン(笑)。LOVEマシーンじゃないよ(汗)。これは関わっている学会が多いこと、研究が境界領域を扱っていること、節操無く(苦笑)いろんな研究をしている、などいろんな理由によるのだろうけど、今年度終了時にはどうなってることやら。

午後、野村総研との打ち合わせ。まだピンと来ていない部分も多い、、、。どうまとめていくか、考えなければ。久しぶりに楠見先生@京大にお会いする。

その後、京都駅へ。ビックカメラで買い物した後、キャンパスプラザ京都へ。戦略GPのFDerワーキンググループ。3日にあるFDer塾の打ち合わせ、2月の打ち合わせ、来年度の計画について、など議論。なかなか面白いが、やることも増えていて大変、、、。

予稿集を読みあう

午前中、歯医者。長くなるとは聞いていたが、2時間もかかった。。。つかれた。。。口の中は、仮歯のオンパレード。

昼に大学に行って、授業準備。卒業生が研究室に寄ってくれる。元気そうで何より。

授業3コマ。「言語と平和Ⅱ」。2人1組でインタビューし合って、他己紹介。わりといい雰囲気な気がする。

「資格情報処理Ⅰ」。暗号、著作権。こちらもぼちぼち。

「現代社会研究ゼミ」。教育工学会全国大会の予稿集を10ほど選んでコピーして持っていき、好きなのを1つ読んで、3名1組になって紹介しあう。こういうのを読むということ自体、すごいことだ、ということを言って聞かせる(笑)。坪田君@京大、藤本さん@ペンシルバニア大、大城さん@東大の予稿が人気。


午前中は、事務書類書き、授業準備。

午後、センター会議がなくなったので、ちょっとゆっくりした後、梶川先生と打ち合わせ。

短大「数的理解」。今日はガイダンス。昨日のテレビの話などをして、1、1、9、9で10を作ってみたりする。

外大の院生とお話。12月の研究会で発表することを検討してくれているらしい。すばらしい。

同志社へ。学食でご飯を食べてから授業「教育工学」。情報とメディア、テレビの話題など。毎年内容を修正しないといけないので大変。メディアミックスもかなり形が変わっているし、Web連動CMもなくなってきている。時代の流れは速い

授業も本格的に始まってきた。生活のリズムをつけていきたい。


若いってすごいなぁ

ゼミ合宿2日目。ワークショップの続き。模造紙に結果をまとめ、班ごとに発表。質疑応答もしてもらう。仮想空間でのコミュニケーション、モバイル端末での学習などが出てくる。学会での発表で出てくる内容に近く、ニーズもそういうものなのかもしれない。学生たちにとってはネイティブスピーカーとの会話がとても重要に感じられているようだ。あと「好きこそものの上手なれ」というキャッチフレーズが出てきていたが、モチベーションをどう高めるか、というのも大きそうだ。聞きながら、自己調整学習と関係してくるのかな、と思った。手前みそながら、学生たちはなかなか頑張ったように思う。

少し時間が空いたので、自由時間。学生たちは卓球やキャッチボール、川遊びなどに興じていた。少しの時間でも楽しく過ごしていて、ある意味うらやましくもある(笑)。私は自転車でその辺を散策して、のんびり足湯に使って過ごした。

昼食を近くの食堂で食べ、最近できたらしいジェラートのお店でジェラートを食べる。おいしい。そして、バスに乗り込んで大学へと戻る。帰りも6時間。。。とはいえ、学生たちは寝るかしゃべるかで楽しんでいたようだ。7時頃に大学着。

施設を初めて利用するということもあって手続きでいろいろ迷惑をかけたのだが、有意義なゼミ合宿になったように思う。しかし、若いってすごいなぁ。

  

  


ゼミ合宿。朝早く大学集合。昨日から発熱の人がいて欠席になったり、寝坊して遅れたりする人もいたり、てんやわんや。新型インフルエンザの騒動はまだまだ続きそうで、これからが大変かも。

スクールバスに乗って、鳥取へ。途中3回の休憩。2回目の休憩所ドライブイン但馬パオパオにて昼食。但馬バーガー?とやらを食べる。合計6時間のドライブの末、鹿野荘に到着。なかなかいい施設だ。

今回はワークショップをやることに。テーマは「新しい語学教材・語学教育を考えてみよう」。まずはワークシートに、これまでの語学学習でうまくいったこと、困ったこと、こんな教材や仕組みがあればいいのに、ということを書かせた上で、くじでグループ分け。ワークシートを共有した上で、新しい語学教材を考えてみる。それなりに議論していたようだ。内容が概ね決まったところで1日目終了。

夕食は近くの居酒屋で。電話したところ、刺身、焼き魚、からあげ、ごはん、味噌汁とつくっていただいた。ありがたい。続いて、ホットピア鹿野へ。みんなで温泉。いいねー。

コンビニで買い物して、部屋飲み。いろいろ話をしたのだが、驚いたのは、みんな昔の歌を知っているということ。学生がiPodとスピーカーをもってきていたので、みんなで聞いていたのだが、CCBに始まって、ピンクレディー、山口百恵、松田聖子、クリスタルキング、久保田早紀。懐メロということで結構知っているらしく、数名は歌詞も覚えていた。親の学生時代の歌だからかもしれないが、かなりびっくり。

  

  

午前中は授業準備、ゼミ合宿の準備など。

午後「ICTの活用Ⅱ」。PowerPointの操作方法。今の学生は大体分かっているので、どういう風に進めるかちょっと考えないといけない。

京大へ。シンポジウム「学士課程における科学教育の未来」に参加。ノーベル物理学賞を受賞しているカール・ワイマン先生の講演は聞けなかったが、坂東先生@愛知大学名誉教授、笹尾先生@岡山大のお話を聞いて、パネルディスカッションを聞く。坂東先生のお話は本当に面白いし、モチベーションを高めてくれる。文系の学生に対して、毎回の授業について、フローチャートを書かせる、という試みがとても興味深かった。最初は1本筋のものだが、慣れてくると、徐々に分岐とかも使えるようになって、講義を構造的に表現できるようになるらしい。これは使えそう。

また、質疑応答のときに「今の学生もモチベーションを与えればすばらしい能力を発揮します。愛知大に移った時に、京大よりあかんやろうと思ったけれど、まったくそんなことはなかった。今の学生の悪口をいう先生は大嫌いです」ということをお話しされた。とても勇気づけられた。この一言を聞けただけでも、参加した甲斐があった。

懇親会に参加した後、ゼミ合宿の準備の続き。買い物三昧。

授業スタート!

今日からいよいよ秋学期の授業がスタート。あと1ヶ月くらい授業のない期間がほしい、という気もするが、結局休めないから一緒か(笑)。授業自体はもちろん楽しいので、あとは研究する時間があればいいんだけど。

「調査・統計の基礎」。春学期の授業と比べて半減(笑)。まあ、内容的に仕方ない。授業の概要、最終目標を話した後、データの種類、平均、中央値、分散などについて説明して、最後に少しExcelを使う。

昼休みには学科会議。この2か月で議論してきた話題について共有。

教授会。事務手続きをいろいろ。

タイ式マッサージを予約しようと試みるも、混んでいて撃沈。シルバーウィーク明けでみなさんお疲れなのかもしれない(苦笑)。

帰宅後、原稿書き。なんとか完成させる。

ざ・休日&鶴橋で焼肉

日記書いたり、原稿書いたり、レッドカーペット見たり。ざ・休日。

夕方、京都を出て大阪へ。美濃研の面々と焼肉。みんなはUSJに行っていて、鶴橋で合流。鶴一へ。初めてだ。がっつり食べる。ホルモンをいろいろ注文したら、女性陣は若干ひきぎみ。男性陣で粛々と食べる。おいしいのに。

キングオブコント2009

さすがにイベント続きで疲れた。昼まで寝る。

原稿書き。「横浜-阪神」戦をテレビ観戦。金城にやられる。

キングオブコント2009。いつものことながら、がっつり見る。

前回は運営などについていろいろ批判されていたが、今回は決勝8組の選定、進行方法など、かなり改善されていたように思う。面白かった。

今回は、東京03、サンドウィッチマンがやはりダントツだった感じ。あと、インパルスも爆発力があったのだが、、、1本目が残念。この3組が抜けていた印象。ロッチはもっと爆発する、って思ったんだけどねぇ。残念。

1本目の点数順(逆順)に並べる、1人10点×100名など、なかなか理にかなっていたのでは、と思う。2回目が高くなる、というのはある種当然だろう。心理的におそらく7点~9点で採点することがほとんどで、最初は手さぐりになる。また、10点はよほどのことがないとつけられないはずで、10点をつけるには最後の方で、「これ以上のネタはほとんどないだろう」というときだけ。今回の場合、東京03の2回目で「これがこれまでで最高だ」と思ったのが多かった、ということで、1人が1点高くつけると100点上がるので、急に上がった、というわけでもない。テレビを見る側からすれば「100点も上がった!」と思ってしまうが、採点側は1点単位で付けているし、もし自分でも10点満点で採点してみれば、合計点数の百の位と大きくは変わらないはずだと思う。

ただ、分布や分散などはちょっと知りたい。同じ800点でも、みんな8点か、7点と9点が半々、ということがありえるのかもしれないので。

まあ、なにはともあれ、素直におもしろかった。あと、決勝の順位からしても、コントは関東勢が強いのかな。

日本教育工学会全国大会3日目。

午前は一般発表。基本的には高等教育のセッションに。大山さん@京大の発表。「アクティブラーニング形態の授業における授業外グループ学習のプロセス分析」で前半はかなりよくなっていたが、後半の考察のところで自信がない、というか十分に練り込めてないのが露呈する。自分なりに消化しておくことが重要だということがよく分かった。データとしてはしっかりとれているので、今後深めていくことが大事になる。続いて、山本君@関西大。「大学による国際教育協力プロジェクトにおけるICTツール活用の可能性」という題目で、大山さんとかなり近い手法。こちらも同じ課題があったと思う。ちゃんとやっているのだから、よく考えて自信をもって発表できるようにしてほしいな、と思う。

午後は課題研究。「高等教育・FDにおける教育工学の役割」というテーマ。私が提案したのが通ったそうで、趣旨説明をすることに。どきどき。「高等教育やFDに関する研究は重要性が高まっているものの、教育工学的な観点からの研究はまだまだ蓄積が少ないのが現状である。そこで、まず高等教育やFDに関わっている教育工学研究者が、教育工学の立場から自身の取り組みなどについて研究発表を行い、幅広く情報を共有する。そして、今後、教育工学研究者として高等教育やFDにどのようにかかわっていくべきか、どのようにFDに関する研究を行っていくべきか、について議論することを目的とする。」といったことを説明。

6件の発表だったが、なんと15件も申し込みがあったらしい。

中山先生@東工大は組織的な評価に関する発表をされ、その後、美馬先生@はこだて未来大、岩崎さん@京都外大、松本さん@青山学院大、が各大学の事例について発表される。美馬先生の発表は、やはり新しい大学でポリシーをもって設立されており、うらやましくもあり、参考にしたい部分も多いけれど、どうやればいいものかなぁ、と悩まされるところである。

その後、田口さんが関西FD、私が若手FD研究者ネットワークについてそれぞれ発表。アイデンティティやポストの問題についても提示する。

休憩の後、全体ディスカッション。久保田先生@関西大からありがたい質問や提案をいただいた。「教育学に関わる研究者であればFD大学教育に関する研究をするのは当然ではないか?他分野の人については考えないといけないと思う」「こういった(アイデンティティやポストの)問題などに対して、学会として取り組んでいくべき」といったことを言っていただき、大変勇気づけられた(この発言内容については、私の解釈が少し入っているので、意図は少し違うかもしれないことはご了承ください)。

もうちょっと問いを具体化しておけばよかったな、という反省はあるが、今後学会の中でもいろいろ議論できる素地はできたのではないかな、と思う。日本教育工学会が大学教育やFDに関する研究を発表する場の1つになってくれればいいと思うし、そうなるようにいい形で関わっていきたいな、と思う。

とにかく濃い3日間となった。今回の学会で得られたものをこれからの研究に生かしていかないとな、と思う。

日本教育工学会第25回全国大会2日目。午前中は前半「高等教育」のセッションに。遠海さん@関大の発表。大学院GPの話で、育成された能力と学習場面との関係を明らかにすることを目指した研究。前半の目的や方法の部分は自分なりに消化できたようでスムーズにしゃべっていたが、後半考察のところは自信がないのか、しゃべりも不安定。その点をしっかりと頑張る必要がある。やったことを分かりやすく伝える技術は必要だな、と思う。やったのに言ってないところも多かったので。

ポスターへ。尾澤君@大分大の仕事量には驚かされる。。。すごい。もっと評価されるべきだよね、特に大学内で。東大院生組の大城さん、岡本さんの発表も興味深かった。時間がなくなって、望月君@専修大の発表を聞きに戻る。「複数の文章の比較統合を通した批判的読解を支援する学習環境の開発とその評価」。こちらもさすが。複数文章を比較することそのもので批判的な読解を支援できるかな、という点はあった(解こうとしている問題そのものが難しい)ので、またその点については今後の話を聞いてみたい。

昼食は、藤木先生、寺嶋君ら長崎大組と。私は長崎大の院生らと、寺嶋君はうちのゼミ生らとそれぞれお話。どんなことを言い合ったものか(笑)。

安田講堂へ。すごいなぁ。中もすごい。全体会。永野会長のご挨拶などを経て、表彰式。研究奨励賞をいただくことになった。大変名誉なことであり、東大安田講堂でいただけるというのもありがたいことである。なにより一番うれしかったのは、いろんな方に祝福の言葉をかけていただいたり、「自分のことのようにうれしい」と言っていただいたことだ。あと、なんといっても寺嶋君と同時に受賞できたことも驚き。研究奨励賞の名に恥じないように、これから研究がんばっていかないと、と身が引き締まる思いである。

  

シンポジウム。「変革をささえる教育工学:サスティナビリティとスケーラビリティ」という題目で、初等教育の木原先生@大阪市大、堀田先生@玉川大、高等教育の松下先生@京大、佐藤先生@愛媛大、が20分ずつ報告し、途中で松尾先生@神戸大、長岡先生@産能大が経営学的な視点からコメントを入れるというもの。前日に3時間も打ち合わせをしたということ、共通の問いが提示されていたこと、話者がしっかりと時間を守っていたこと、で非常にスムーズだった。後半2名の話は個人的にはよく知っているが、これらの大学教育、FDの話が教育工学研究者にどう受け止められたのかが一番興味があるところ。

その後、ペアワークをして、ディスカッション。メールベースで質問を集め、司会の中原君@東大がまとめて話者に投げるという運営で、もうさすがとしか言いようがない。初等教育、高等教育という差異、教育と経営学、組織心理学との差異を組み込んで、多層的になっていた。参加者が多様であることを考えると、とっかかりがたくさんあるし、大きい視野でも考えられるというところでとても面白い内容だった、と思う。個人的にはスケーラビリティについては、しっかりデザインしておけばそれなりに満たされるはずで、あとは組織内の人が自分たちの文脈を踏まえてリデザインできるような能力を身につけることが重要だと思う。これが難しいわけだが、、、。サステナビリティの方が大変だ。デザインしきれない、いやデザインはできるが、現実的に実行そのものが難しい場合が多い)ところをどう乗り越えていくか、ということを考えないといけない。大学教育にはいろんな泥臭い要因があるので、考えてみたいと思うが、そんな中で経営学的な視点は1つのヒントを与えてくれるな、と思った。

懇親会の後、ワカモノタチの大宴会。ラーニングスタジオで140名ほど集まっての大イベント。今年はただ飲み会をするだけではなく、ワークショップを取り入れたおもしろい企画。ビタハピ(ビタミンハッピ)というハッピを着て、ディスカッション。いろんなグルーピングができ、グループになるまでにも会話が必要、スムーズにグループができるという代物で、グッドデザイン賞も受賞されている、とのこと。

「えりが同じ色のひとー」「左袖が同じ色のひとー」「背中合わせで全く同じ運命のひとー」など、司会者の掛け声で「こっち青だよー」「どこにいるんやー」「私の背中、なにいろー?」みたいな感じで、みんなどたばたして動き回る。私は幹事ということもあって、最初だけだったが、みんな楽しげに話していて、院生や学部生は思い切っていろんな方とお話しできたのではないだろうかと思う。

苅宿先生@青山学院大とはじめてお話させていただく。ビタハピは青学の新入生オリエンテーションなど、子どもから大人まで様々なワークショップでつかわれているそう。うちでもなんか企画してみるかなぁ。

  


幹事長の渡辺君はじめ、幹事の皆様、本当にお疲れ様でした。

その後、渡辺君@東工大、山田君@金沢大、御園君@東大、大山さん@京大と飲み。

日本教育工学会第25回全国大会。東大です。赤門を見るのも何回目かになるのだが、いつ来てもちょっと「おー、赤門」って思ってしまう。

福武ホールで受付。今回はゼミ生10名をひきつれていく。もうちょっと事前指導をしたほうがよかったな、、、とは思うものの、まあ、学会や研究発表というものを体感できれば、それでいいかな、と思う。ゼミ生を学会発表ができるくらいに仕立て上げたいのだが、来年か再来年にはできるだろうか。

  


午前中は一般発表。語学教育のセッションを基本にして、時々他のセッションを聞きに行く、という感じ。中橋君@武蔵大の「メディア・リテラシー教育用リソースガイドと連動したSNS」はSNSを活用している身として参考になったし、その前段階のメディアリテラシー教育に関する準備などがすごいなぁ、と思った。深見君@平安女子大の「実習経験の違いによる保育者志望学生の意思決定に関する研究」は、実習を経て、問題場面の対応が変容するという内容。これをもとにカリキュラムなどを考えることになる、とのこと。いつも聞きに行きたいと思いつつ、ずっとスケジュール的に聞けなかったので、初めて聞けてよかった。分野違いではあるのだけど、研究に対して真摯に取り組んでいるのが感じられた。坪田君@京大の「ステップワイズ型英語プレゼンテーション学習の試み」では、PowerPointに字幕を段階的につけることで、リスニングやスピーキング能力を高めようとする試み。非常にうまく行きそうな方法で興味深かった。

昼は研究会委員会。地図を見ていたのに、迷って遅れる、、、。ごめんなさい。

午後のシンポジウムは「ICTを利用した教育・学習システムの目標設定と評価法 ‐研究の「モザイク」から「るつぼ」への発展を目指して‐」に参加。パネリストの向後先生@早稲田大の日記に資料、コメントなどがある。4名のお話は面白かった。後半の議論はまとまっていない印象もあったが、自分としては興味ある内容だったこともあって、考えることはたくさんあった。「研究的妥当性と実践的妥当性が相反する」という話があって、脱文脈しない定量的な研究はあり得ないのかな、とずっと考えていた。これはしばらく考えてみたい問題である。あと、教育と学習、システムと現場・カリキュラムの関係、必要条件と十分条件、の違いがあるのだろうか。

午後はポスター発表を中心に見る。人がいっぱい。内容は濃いが、空気が薄い(苦笑)。平嶋先生@広島大とお話したり、福本さん@NICERや佐藤君@東工大のポスターを見たり。見たいのはたくさんあったのだが、なかなか聞けなかったのが残念。

続いて、ワークショップ。今年からの試み。私は「若き研究者の悩み~その研究・仕事・キャリア」で、ずっと大学にいて研究者になった例として履歴を話す。4名発表者がいて、最後だったことや内容的なことも考えて、軽い感じで話をしてみた。その後、見舘先生がコメントをして、グループディスカッションになったのだが、4名の発表と見舘先生のコメント、グループワークの関係性が見えなかったこともあって論点がよく分からず、ちょっと消化不良となった感じがあった。おそらく4名のロールモデルを見せて、自分はこれに近いよな、こういうところが参考になったな、ということが狙いだったのかな、と思うので、もう少し明確に示した方がよかったのかもしれない。発表内容もどこに重きを置くべきか悩ましかったので、事前に全体でのすり合わせをもうちょっとしておけばよかったのかな、と思う。今回からの試みだし、院生さんの支援が目的だろうから、来年もう一度やって見てもいいと思う。

帰るときに、最終日の課題研究の司会に当たっていることを知る。がーん。。。

その後、京大組で飲み。まったりと振り返る。

洗濯忘れていたので、朝早くに洗濯干してから大学へ。9月卒業式。いろいろ焦る(苦笑)。

その後、FDフォーラムの打ち合わせ、祝賀会に少し顔を出して、研究室で「言語と平和」関係の仕事、明日からの学会の準備をして、教育GP打ち合わせ。今日は秋学期以降の予定について。今日の話は私はメインじゃないので、オブザーバーという感じでお話を伺う。秋からも頑張らないとね。

家に戻って、準備して京都駅へ。シルバーウィーク前なので、新幹線は満員。すごいなぁ。

東京ドーム近くのホテルにて、明日の発表資料づくり。こんな感じでいいかしら?


大学へ。「言語と平和」関係の仕事、ゼミ関係の仕事など。なんとかさばききれたかな、、、。

教育GP打ち合わせ。今日はSNSのシステム周りについて。いろいろ思っていることを伝える。新しい情報をどう伝えて見せるか、ということがポイントだが、やはりインターフェイスが重要だ。いろいろ経験していいインターフェイスについて考えていかないといけない。また、学生の声を聞くことが大事だな、と思った。設計するのは難しいな。

大学へ。たまっている事務仕事をこなして、大学ホームページに関する打ち合わせ。いろいろやることあるなぁ。企画広報室の方々が頑張っておられるので、少しくらいはお手伝いできればいいのだが。

早めに帰って、テレビで「巨人-阪神」戦を見る。シーソーゲームですな。いやー、勝てる雰囲気になってきたかなぁ。ニュースで見たら、球児の球がえぐくなってきたかも。

しかし、ようやく鳥谷が覚醒した感じ。特に、今日の1本目のホームランは素晴らしい。いつも春には「今年は!」と思う打ち方、雰囲気なんだけど、1年終わってみるとぼちぼち、っていうところだったのよね。阪神っぽくない選手ではありますが、生え抜きだし、ぜひぜひ活躍してもらいたい。ただ、もっと面白いこと言える感じだといいんだけどねぇ。

疲労がたまっているので、少し遅くまで寝る。

火曜日だけど、京大デー。とはいえ、夕方までは外大の仕事をする。合間に昨日の出張関係の手続きや打ち合わせなど。

メディアセンターセミナー。今日はこれに3D-IESで参加することが目的。 「ICT支援の語学教育」というテーマで、伊藤先生@東北大、坪田君@京大がお話。クライアントの問題で、途中で一回切れてしまい、ちょっと手間取ってしまった。あのバーチャル空間で授業中に質問を書くのはかなり難しい。知り合いでないと不可能だろう。対して、裏でTwitterやSkypeでやりとりはする。昨日のこともふまえて、後期の実証実験の講義についてはいろいろ考えないといけなさそうだ。その後、ちょっと打ち合わせ。

帰宅後、野球見ようと思ったら、テレビでやってなかった、、、。そうなのね。ラジオを聞きつつ、事務作業。そのあと、査読。

大阪で用事をこなした後、新大阪経由で博多へ。8月中旬から毎週新幹線に乗っているが、日帰りが多く、1日開けてだけの移動なので、なかなかしんどい。博多から地下鉄、バスと乗り継いで九州大学伊都キャンパスへ。博多駅から遠いのね、、、。

野村総研との共同研究打ち合わせ。九州大、北海道大学、京都大学と野村総研で、総務省サイバー特区の研究を行うことになった。私は京大じゃないのだが(苦笑)、京大での非常勤の授業を対象にすることになったので参加した。3D-IESを使った大学での授業ということで、後期に実証実験を行う。語学とかゼミなどは文脈がききそうだが、普通の講義でどうやったら文脈を効かせられるのか、というのが悩みどころ。いまだにあまり内容を理解できていないので、その辺も詰めていかないといけない。

2時間ちょっと議論して、とんぼ帰り。さすがにただとんぼ帰りするだけではしんどいので、美味しいものを食べたいと思い、twitterで聞いてみる。寺嶋君@長崎大に教えてもらった「博多祇園鉄なべ」で、鉄なべ餃子をいただく。お気に入りのハイボールとともに餃子を満喫して、京都に戻る。往復9時間か。。。そりゃ疲れるな。

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3位になったねぇ

本当は神戸大のシンポジウムに行きたかったのだけど、、、体力的に無理そうなので、あきらめる。昼過ぎまで寝る。遅れに遅れている査読を少しやって、大阪へ。ついつい途中、紀伊国屋で本を買ってしまう。

大阪に着いて野球を見る。3位になったねぇ。借金多いけどねぇ、まだそんなに強さは感じないけどねぇ、これから強くなるかしら?今日のを見るとアンパンマン野原に期待しちゃうな。査読の続き。なんとか終わる。よかった、、、。

編集委員会、初体験。

東京へ。教育工学会の編集委員会。7月に任命されたので、初委員会。一緒に新委員になった人で、私よりも若い人が2名ほどいるが、論文で名前を拝見するような先生ばかりでどきどきする。議事は着々と進んでいく。かなり勉強になる。それと同時に責任もひしひしと感じる。委員としても当然だが、研究者としても頑張らなければ。

その後、喫茶店にて山田君@金沢大学とお話。ここでも、いろいろ刺激を受ける。いやー、がんばらないとな。

京都に戻って、こまごま。


宿泊FD2日目。分科会。「情報コンテンツ」という題目で、わが上司から進行を仰せつかる。

まず、赤野先生が「コーパス言語学に基づく 教材開発・学習支援」についてお話しされる。コロケーションなどを用いた語彙学習システムなど。なるほどー。便利そう。続いて、相川先生が「語学教育の授業におけるICT活用」という題目で、英語の専門科目における授業実践でのICT活用についてお話。最後に岩崎さんが「映像・マルチメディアの制作実習」についてお話。授業の中で教材を作成させている。私の科研でもあるが、もはや岩崎さんに頼りっきりである(笑)。

その後、ディスカッション。FDではあるが、例年、基本的に大学の組織的な支援について議論することになる。本当は委員会でも議論できればいいんだろうが、メディアセンター、総務部などの情報関係部署を統括した委員会はないので、いい機会ではある。いろいろな意見をいただいた。

昼食後、各分科会の報告。「情報コンテンツ」については、私が報告した。なんかあまりうまくできなかった、、、。その後、平山委員長の総括、学長のあいさつで終了。

そのまま、ホテルの喫茶店で、「言語と平和Ⅱ」ワーキンググループ。2010年度の内容について2時間ほどがっつり議論する。座長の長谷先生がしっかりとしたたたき台を作ってこられているので、議論はスムーズ。私は好きに意見を言わせていただく(苦笑)。委員の意見を集約して、ある程度の形はできたような気がする。

家に帰宅。この2日間で返事できていなかったメールにがしがし返事。

午前中に教授会2つ。その後、バスに乗って、琵琶湖ホテルへ。宿泊FDである。ようやく昨年度から形になりつつあるが、今年は時期も7月末から9月へと移行でき、参加する教員にとってなんとかいい形にしていきたいところである。

学長、理事長・総長先生のあいさつに続いて、圓月先生@同志社による基調講演。「教育構想とFD -質保証システムの構築に向けて-」というタイトルで中教審の答申、3つのポリシー、などさまざまなポイントを整理してお話していただいた。教員にとってかなり勉強になったのではないか、と思う。

その後、パネルディスカッション。構想会議について。構想会議とは学長の私的委員会から始まって、現在は学長直下の委員会となっている組織である。この位置付けが教職員にとってよく分からず、学長・執行部、構想会議、各種委員会の関係が不明確になってしまっている、という問題がある。おそらく「教育再生会議」みたいなイメージなのだと思うが、権限がどこまであるのかが、はっきりしていない、ということである。そういう問題から、今回は構想会議のメンバーの方々にお話していただく、ということになったのだが、個人的な感想としては、やはりよく分からない、ということに終わってしまった。下村先生が全体の説明をされたのだが、権限や全体構想についてはよく分からず、久保副学長は京都外大におけるFDの歴史、長谷先生は個別の実践、佐々木先生は個別の構想、であり、個々の話は理解できたし、面白い部分もあった。しかしながら、結局、構想会議がどのような構想をもって動いているのか、というところは見えないまま終わってしまった。

構想会議でミクロなプロジェクトについて議論して、おろされても、仕事の多い人の仕事をさらに増加することにつながってしまうので、個人的にはもっとマクロな視点で外大の今後について議論してもらって、いろいろな情報を提供することを望んでいる。今後、いい方向に進むことを期待している。

懇親会のあとはラウンドテーブル。「卒論に対する準備教育の必要性」に参加。卒論が必修になったものの、それに備えた授業などが整備されていない、という大きな問題がある。これについては早瀬先生が中心となっていろいろ活動されており、微力ながらお手伝いさせていただいている。このラウンドテーブルに参加された語学科の教員も、おおむね危機感を持っておられる。文章作成について一貫性をもったカリキュラムづくりは必須であることから、全体を巻き込むための方略が必要となってきそうだ。もちろん、授業自体の準備もかなり大変ではあるのだが、、、。

その後、部屋で梶川先生と飲みながらお話。お話を伺って、いろいろ考えさせられる。自分の授業に対するあり方もまた考えてみないと。


午前中、国際会議の原稿見直し。修正して再投稿。どうでしょうね。

歯医者に行って、久しぶりに京阪に乗って、大工大、西口研に。

MMOB研究会。6名集まり、科研についての打ち合わせ。4時間ほど、あれやこれやと議論する。科研の話だけではなく、幅広く議論することになってとても楽しい。こういう刺激が研究者としてのアイデンティティを保たせてくれる。1ヶ月に1回だが、こういう場は本当に大切だ、と実感する。また、普段もなんとか時間を確保して研究について考えたいと思う。業務が増える一方なのが心配だが、、、。

典型的大阪人

| コメント(1)

国際会議の原稿書き。うんうんうなりながら、なんとか形にしてsubmit。

夜は、川床。源氏庵というお店。7名集合。林さんは初体験ということで、帰国前に一緒に行けてよかった。林さんからプレゼントをいただく。ありがとうございます。カードももらったのですが、その中に「ケンミンSHOWの秘密のOSAKAっていうコーナーでよく大阪人の面白いところを紹介しています。次に先生に会う時、よくテレビで言っていたことを再現していると思います。」 と。うーむ、典型的大阪人、なんでしょうね、私(笑)。

秋の追い出しコンパ

午前中はゼミ生が研究室に訪問。本を物色。少しでも興味があれば読めばいい、ということで、本を薦める。読んでいけば、徐々に慣れていくから、とりあえず読むべし。

その後、国際会議の原稿執筆。英語だめだ、、、。とりあえず半分強まで終わる。

美濃研追い出しコンパ。博士修了の林さん、修士修了のJayくん。2名とも指導やアドバイスなどしてきたので、感慨深い。私がJayくんに花束を渡すことになったので、そのときに少しコメント。いやー、ほんとによかった(笑)。公聴会はこれまでで一番緊張したといっても言い過ぎではない。林さんとは台湾との遠隔講義などで一緒に研究やってきて、近い分野ということもあり、いろいろ勉強になることが多かった。これからも何らかの形で研究できればな、と思う。

2次会は正司さん行きつけのバー。かっこいい。

寝倒し→英語に苦しむ

昼前まで寝る。そして、昼過ぎからも寝る。寝倒し(苦笑)。

夕方から、国際会議の原稿にとりかかる。なかなか進まない。。。英語、だめだ。。。昨日の飯吉先生の話を思い出して、よけいブルーになる。グローバルに通用する研究者になるには、ほど遠いなぁ。。。

東京へ。BEATセミナーに参加。今回のテーマは「日本の教育×オープン・イノベーション:世界に貢献できる人財づくりと教育富国を目指して」。講演者は飯吉先生@MIT、本間先生@立命館、田中先生@京大。著名な方ばかりとはいえ、この先生方であれば、わざわざ日帰りで東京に行かなくても(京都でも聞けるんじゃないのか?そもそも田中先生とは普段お話する機会もあるわけだし)という声も聞こえてきそう(苦笑)だが、いくつかの目的をもって参加した。そして、東京まで行った甲斐のあるセミナーであった。

山内さん@東大の趣旨説明。グローバル社会における日本の大学の役割、グローバル30の話など。日本の大学の役割、世界における立ち位置などについて少し考える。

飯吉先生のお話。「グローバル社会の中で、日本や日本人がリーダーシップを発揮し、世界に貢献するためには、日本の大学はどうあるべきか?」というテーマでお話しされた。いつもながら、本当に工夫されたプレゼンテーションで、聞き手を惹きこむ力を感じる。まず、イノベーション、という言葉がよくつかわれるが、価値観や文化まで変革して初めてイノベーションと呼べる、ということを指摘される。ここで、折田先生像の話が出てきたのは驚いた(笑)。その後、オープン化の意義、グローバル化とナショナリズムの混成のお話など。興味深かったのは、日本の大学全入時代、というのは、あくまで国内の問題である、という指摘。たしかに。

また、何回も指摘されたのは、文脈によって状況が変わってくるということ。授業においても一斉講義とグループ学習、どちらがいい、というのは場合によるし、大学のグローバル化、生き残り、といっても、大学によって違うのは当然である、ということ。そして、「助けを待つより、まず率先して「助け」となる」と指摘された。まったくもって、その通りだと思う。

続いて、本間先生@立命館。実はちゃんとお話を聞くのは初めてで、今回の大きな目的の1つである。最近、SDに関する文献を調べていて、お話を聞きたいと思っていた。うってかわってレジュメのみでの講演。熱い思いの伝わる、こちらもひきこまれるお話であった。とにもかくにも、大学に危機意識(特に財政的)が少ないことを主張された。職員の役割は言うまでもなく重要であるが、職員力を高めるには、結局リーダーシップだ、息の長い支援が必要になる、と。職員に責任と権限を与え、主体的に動いてもらえるように育てていくことが重要だと指摘されていた。そして、ボトムアップの活動とセンスあるリーダーシップをかみ合わせることがポイントになる、という締めくくりであった。

立命館では、執行部(学部長以上=理事)、職員部長級が1泊2日の合宿を行い、海外・国内の動向分析、立命館の現状分析、今後の運営方針などを議論しているそうだ。ぜひうちの大学でもやってほしいところだ。それで、職員(とは限らないだろうが)は勘で動いてはいけない、客観的なデータに基づいた分析を行い、その上でさまざまな決定を行わなくてはならない、ということを指摘されていた。志願者が減少したのであれば、需要の変化、他大学の動向、政策の把握、など、さまざまな要因を踏まえて分析し、対策を練らないといけない。まったくもってその通りだと思う。経験や一元的なデータ(例えば、自大学で簡単に取れるデータ)だけで判断してはいけないのだが、どうもこういうケースが多い。こういうことを改善するための方略については、考えないといけない。

ものすごく心に残ったのは「1日の決定の遅れが、1年の遅れになる」という言葉。本当にそうだ。そして、立命館として、同志社や関学、関大、京都産大が国際系に力を入れており、非常に危機感をもっている、ということにも、京都外大の一員としては脅威を感じた。

休憩をはさんで、田中先生の指定討論。こちらはいつも聞いている話(笑)でもあるが、相互研修型FD、文脈の重要性、についてお話しされた。とても楽しそうにお話しされている印象だった。言いたい放題とも言うのだけれど、実は今回3名とも言いたい放題な感じだった(笑)。

その後、グループディスカッション。4名で組んで、1名は大学院生、2名は社会人。このセミナーの社会人率の高さを感じた。感想を言い合ったり、質問を決めたり。

そして、最後はパネルディスカッション。リーダーシップとは、まず現場に現状を把握してもらうこと。客観的なデータと事実をふまえて判断できること。あと、上でも述べたが、グローバル化とかオープン化とか言うけれど、十把一絡げでは議論できないのは当然で、レベルに分けて議論しないといけない、ということ、その大学における文脈が重要であり、それは自分で考えないといけない、ということ。これは3名に共通していたように思える。私もそう思っているので、とても胸のすく思いだった。

あと、最後にもう1つ。「待ってもリーダーが現れないなら、自分が行動して、リーダーになればいい」という内容も3名とも共通だったように思う。批判だけしてはだめで、代替案をもって行動することが大事だ、ということだ。これも普段からそう思っているので、大きな後ろ盾を手に入れた気がした。

UT Cafeにて懇親会。いろんな方とお話して、楽しく過ごす。日帰り出張だったが、本当に収穫の多いセミナーだった。そして、これを活かすも殺すもこれからの行動次第だ。

大学へ。部屋がえらいことに、、、。とりあえず段ボールをゲットする。

午後から「卒業論文作成入門(仮)」ワーキンググループ会議。来年度以降のカリキュラム改革に向けて、新しい授業、カリキュラムについて議論している。私はもう1つのWGの所属なのだが、流れで参加している。なかなか面白い議論になるので、参加する価値はある。現状を正しく認識している人たちがメンバー、ということが重要であることを痛感する。そこから解決策をさがさないと、おかしい結論に至るのは当然。過度に、伝統とか面子などを気にしてはいけない。自分が責任を取る気持ちでいればいい。

途中で抜けて、「言語と平和Ⅱ」の説明をして、文献をコピーして、帰宅。

先週のことになるのだけれど、この日記でも紹介した「アジア日本語学部生会議」が無事終わったようだ。NHKのニュースで放送されたり、毎日新聞にも取り上げられ、大学職員ブログでも有名な「大学を考える」でも肯定的に取り上げられていた。代表の青木君は、ほっと一息、という気持ちでいるだろうと思う。

「アジア日本語学部生会議:アジアの大学生、日本文化を語る /京都」(毎日新聞 '09/8/30)

「アジア各国で日本語を学ぶ学生が京都で日本を語る について考える」大学を考える

私は立ち上げのころに、ほんの少し相談にのっただけだったのだが、昨年の11月に初めて話を聞いた時には、熱意はものすごくあるものの、あまりにどでかい話でかつ現実味がないように思えた。いわゆる打ち上げ花火的なイベントに目を奪われているような感じがしたので、運営に関するアドバイスをしたり、いろいろ本を紹介したりしたのだが、どうなるのかなー、と思いつつ見ていた。仲間と議論したり、自分でよく考えたりした結果か、春からは地に足がつきはじめたようで、勉強会や研究会など地道な活動を行っていて、その結果が今回のイベントの開催、成功につながっているはずだ。たぶん、まだ先にも目標があるだろう。

そう考えると、高々半年ちょっとでここまで成長したことになる。若いというのはすごいことだ。自分の立場に置き換えてみると、そこまで目標をもって活動しているだろうか、と反省する。やれ、FDとか教育改善とか言うが、一番大事なのは「教員自身が学ぼうとする思いをもって、活動しているか」ということだよな、とよく思う。教員という立場だけで、学生に偉そうに言ったところで、聞いてもらえないだろう。学生に負けないように、学んでいきたいところだ。大学教員、研究者、というのは、社会的にもそういう役割であるはずだとも思う。

朝起きて、査読。もうちょっとだ。。。すいません、すいません。

昼前に京大へ。いろいろ作業して、午後から稲葉さん@NICT、入原さん、福田さん@東京外大平和構築・紛争予防講座、が来られる。東京外大では、アフガニスタン、スリランカ、インドネシア、カンボジア、日本の5カ国を結んで、世界における地域紛争を踏まえながら、平和構築・紛争予防に関する研究を行っておられるそうだ。こちらのページに詳細がある。

まずは、メディアセンター北館へ。ひそかに初訪問。中村裕一先生に京大の遠隔講義についてお話していただく。マレーシア、中国との遠隔講義を始めとして、さまざまな遠隔講義支援を行っておられる。私も初めて聞くことが多くて勉強になった。特に相手側の国への設備導入、技術支援はとても大変そうだ。遠隔講義を行う上では、システム、支援、授業内容と3つくらいのレイヤーで考える必要がある、ということだ。

その後、メディアセンター南館へ。まずは講義室にて、森村君にプレゼンスグループの研究について紹介してもらう。ふむふむ。自分にとっても復習になる。

そして、セミナー室にて、私がUCLAとの遠隔講義や、台湾大都の遠隔講義について、研究結果や自分の講義の経験に基づいて、いろいろお話する。遠隔の意義づけ、遠隔ならではの授業設計、学生に参加させるための仕掛けづくり、授業以外の非同期でのコミュニケーション支援、教員同士の信頼関係づくり、など、思いついたままにつらつらしゃべる。自分にとってもいろいろ思い出す機会になってよかった。遠隔講義のみならず、授業をデザインする上でその意義を考えることはとても重要であるし、それがICTなどの最新技術を使う場合にはなおさらだと思う。その思いを忘れないようにしないといけない。

その後、研究室を経て、生協で京大グッズを見る。私は、子供向けの折り紙に心惹かれる(笑)。

京都外大の教員として、東京外大の取り組みはいつも注目しているので、今回お話できてとてもいい機会だった。今年の春に京都外大に「言語と平和Ⅰ」の授業に来ていただいた伊勢崎先生とがっつり関係がある(上司とのこと)ということで、またもや世の中の狭さを痛感した。いやー、悪いことはできませんな。別にしてないですけど(笑)。

帰宅後、「阪神-ヤクルト」を見る。今日の試合が勝てないってところが、今年っぽい。最後、石川へろへろやったけどな。。。その後、ワークブックの校正作業。これでいいことにする。そうしよう。

大学へ。またもやほぼ1週間ぶり。

午前中は、教員免許更新講習に関する会議。今回の反省についてなど議論した。初めてということもあって、どの先生も詰め込みすぎに傾向にあったようだ。私もそうだが、伝えたいことはたくさんあるし、時間が余ることは恐怖だし、でついついやってしまう。来年はもう少し内容を精査して、議論なんかももっとできるといいと思う。また、少し授業の選択の自由度を提供すべきだろう、ということに。ただ、そうなると大学教員の負荷は増えてしまう、、、。どうしても、同じ教員に仕事が集中しがちなので、担当してもらう教員を増やすか、他の業務を分散するか、する必要がある。

久しぶりに梶川先生とお会いできたので、いろいろお話、打ち合わせ。8月末の講演は順調に終わられたようだ。

事務作業を少しした後、やっとこさ「言語と平和Ⅱ」ワークブックの作業に着手。遅れすぎ。。。大学でいくらか、帰宅後もいくらかやってメドをつける。

どうも最近、仕事が進まなかったりして、いらいらすることが多い。どうしたものか。仕事量がどんどん増えてきているので、仕事をふれる人がいるといいのだが、、、どうしても仕事を分散できない。大学内にもう少しこういった事務作業をやってもらえる教員がいてくれるといいのだけど。政権も交代することだし、大学内にもっと若手教員、職員が増えることを期待したいところだ。


twitterはじめました。

大阪から京都へ。結局、家で作業。

夕方に京大へ。少し雑談して、明後日のお願いなど。

もう9月ですね。なかなか休みがないのですが、気持ちを入れ替えて、がんばらねば。

季節はずれの「冷やし中華始めました。」じゃないですが、twitterを始めています。厳密にいえば、復活ですが。まさか急にこんなに流行るとは。

まだ手探りですが、http://twitter.com/munyon74 です。興味があればフォローしてみてください。

 

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