学生に 負けてはられぬ 学ばねば

大学へ。部屋がえらいことに、、、。とりあえず段ボールをゲットする。

午後から「卒業論文作成入門(仮)」ワーキンググループ会議。来年度以降のカリキュラム改革に向けて、新しい授業、カリキュラムについて議論している。私はもう1つのWGの所属なのだが、流れで参加している。なかなか面白い議論になるので、参加する価値はある。現状を正しく認識している人たちがメンバー、ということが重要であることを痛感する。そこから解決策をさがさないと、おかしい結論に至るのは当然。過度に、伝統とか面子などを気にしてはいけない。自分が責任を取る気持ちでいればいい。

途中で抜けて、「言語と平和Ⅱ」の説明をして、文献をコピーして、帰宅。

先週のことになるのだけれど、この日記でも紹介した「アジア日本語学部生会議」が無事終わったようだ。NHKのニュースで放送されたり、毎日新聞にも取り上げられ、大学職員ブログでも有名な「大学を考える」でも肯定的に取り上げられていた。代表の青木君は、ほっと一息、という気持ちでいるだろうと思う。

「アジア日本語学部生会議:アジアの大学生、日本文化を語る /京都」(毎日新聞 '09/8/30)

「アジア各国で日本語を学ぶ学生が京都で日本を語る について考える」大学を考える

私は立ち上げのころに、ほんの少し相談にのっただけだったのだが、昨年の11月に初めて話を聞いた時には、熱意はものすごくあるものの、あまりにどでかい話でかつ現実味がないように思えた。いわゆる打ち上げ花火的なイベントに目を奪われているような感じがしたので、運営に関するアドバイスをしたり、いろいろ本を紹介したりしたのだが、どうなるのかなー、と思いつつ見ていた。仲間と議論したり、自分でよく考えたりした結果か、春からは地に足がつきはじめたようで、勉強会や研究会など地道な活動を行っていて、その結果が今回のイベントの開催、成功につながっているはずだ。たぶん、まだ先にも目標があるだろう。

そう考えると、高々半年ちょっとでここまで成長したことになる。若いというのはすごいことだ。自分の立場に置き換えてみると、そこまで目標をもって活動しているだろうか、と反省する。やれ、FDとか教育改善とか言うが、一番大事なのは「教員自身が学ぼうとする思いをもって、活動しているか」ということだよな、とよく思う。教員という立場だけで、学生に偉そうに言ったところで、聞いてもらえないだろう。学生に負けないように、学んでいきたいところだ。大学教員、研究者、というのは、社会的にもそういう役割であるはずだとも思う。

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このページは、村上正行が2009年9月 4日 23:55に書いたブログ記事です。

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