単位互換制度とeラーニング

FDフォーラム2日目。今日はキャンパスプラザにて分科会。FDの組織化や導入教育など気になるものもあったのだが、報告者に知り合いの方も多いし、外大の方も参加されるので、今回は第8分科会の「大学間授業連携の先進的取り組み -現代・特色GPとITのO化(OpenCourseWare構想)を中心に-」に参加することにした。基本は単位互換、コンソーシアムの問題に関する議論であり、eラーニングに関する話はその後の話、という感じであった。

本郷さん@桜美林大学から、首都圏西部大学単位互換協定会に関する報告。単位互換制度を進めており、単位互換を行う上で授業を受けられない場合をフォローするために、eラーニング(講義アーカイブ)を準備し始めているとのこと。加盟大学の学長全員が十数分の挨拶を公開しているそうだ。すごい。なかなか講義の数を増やしていくのは大変そうだが、人員を配備することなどでがんばってほしいと思う。

室住さん@龍谷大からは大学コンソーシアム京都の単位互換制度の取り組みについて。学生はやはりその大学でしか受けられない、特徴的な授業を受講しているようだ。提供する大学としてもその辺りを考慮すべきだろう。山内先生@同志社大学は、単位互換制度に関する全体的な報告、調査結果の報告。宮崎先生@同志社大学からは、これからe化からo化(Open化)に変化することやOCWの話などされた上で、単位互換制度のOpen化について報告された。

単位互換とeラーニングを考える場合、単位互換に提供されている授業に重きを置くか、コンソーシアムと大学との連携に重きを置くか、といったことが考えられる。個人的にはコンソーシアムとしては前者の法に重きをおいて、単位互換制度を利用している学生へのサービス、アピールに使うべきだろうと思っている。後者の場合、大学にサービスを提供したりすることが考えられるが、その辺は大学独自でやるべきだろう。

終了後、神藤さん、杉原さんらとお茶。浪速トークに花咲かす。

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このページは、村上正行が2006年3月12日 23:55に書いたブログ記事です。

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