「定員割れ私大、40.4%と過去最高に」

大学に行ったら、残念なお知らせが来ていた。うーむ、まあ仕方ない。午前中は院生の原稿の最終チェック。

昼休みにカリキュラム小委員会、午後に授業評価小委員会。ちょっと長丁場。結果の公開について議論。全学となるとなかなか難しいし、実施については考える必要があるが、なんにせよ、うちくらいの規模だと全体に話はいきわたるので、いかに全学規模で議論をまきおこしていくか、というのがポイントになるだろう。

事務作業をして、採点1つ終了。あと5つ+関大。どうしようか、、、。実家に戻って、一作業。

各種新聞に出ていたが、「定員割れ私大、40.4%と過去最高に」(朝日新聞 '06 7/24)ということだ。ほとんどが中小規模の大学であること、来年には大学の総定員と18歳の進学希望者が同数になることなどを考えると、これからもまだこの数字は増えそうだ。

日本として考えた場合、大学の規模は縮小していくことになるはず。ところが、なかなかそうはいかないのが現状。自分のところの大学の規模を小さくすることは考えにくいからね。そうすると、社会人や定年退職者あたりの入学をめざすことになるのだろうか。ある程度必要ではあるけれど、こればかりをやりすぎてもいけないしね。新しい学部を作ったり、名前を変えたり、と試行錯誤している大学も多いけれど、どこかでわりきりが必要になってくると思うのだけどね、、、。

幸い、うちの大学は、現状では定員割れをしていないけれど、だからといって安心してはいられない。小手先ではなく、確固たる理念を持って、学生を教育することが大事だろう。やはり重要になるのは就職先の評価、学生を送り出した高校の評価だと思う。「あそこの学生はいい」「あそこの大学に行けば安心だ」と言ってもらえるように、微力ながら頑張っていかねば。

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このページは、村上正行が2006年7月24日 23:55に書いたブログ記事です。

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