学会を楽しみつくす

教育システム情報学会第34回全国大会@名古屋大2日目。昨日は京都外大関係の発表2件だったが、今日から京大関係の発表3件。

午前中は、セッションを聞きまわる。八重樫先生@香川大の「多様な情報を一体的にあつかうことが可能なリアルタイム遠隔講義システムの開発」の発表が、参考になった。

昼は高橋先生@北里大、ゼミ生4名と。地元のゼミ生お薦めの味噌煮込みうどんを食べに山本屋総本家へ。あつあつで、おいしくいただく。

午後はまずセッションの座長。プログラミング教育のセッションで、高専の教員の発表、質問が多く、盛り上がった。私としては、Processing言語というのをはじめて知ったので、ちょっと触ってみようかと思った。

午後2つ目のセッションで、岡本さん@京大が「プログラミングの写経型学習教材の開発と評価」という題目で発表。岡本さんがC言語の自習教材を作成し、その教材で私が京大での非常勤で実践した、という内容。若干、論理の飛躍があるので、その辺は気になるのだが、教材そのものはよくできているので、質問に対する対応も含めて、後期の授業実践でより良いものにできたらと思う。

聞いた発表では、北村さん@熊本大学・テルモの「SNSを活用したストーリー中心型カリキュラムの提供」がとても面白かった。中堅看護師が、新人看護師に教育して、その内容を報告書にまとめ、婦長さんに提出する、といった内容で、それをSNS上でロールプレイ形式で学ぶものである。SNSとストーリー中心型カリキュラムの親和性が高いと思ったし、これまでこういうのは聞いたことがなかったので、素直に「なるほどー」と思った。ちょっと遅れて教室に入ったのだが、なぜか質問がなかったので、もっとストーリーにSNSを埋め込んでいけばいいのでは、ということを質問した。

懇親会。大学か、栄あたりでもよかったんじゃないのかなぁ、と思いつつ、場所移動。いろんな方とお話して、栄に移動。小宴会、と言っても40名程度集まって、しゃべりつくす(笑)。しゃべりすぎたんじゃないか、と心配になる(苦笑)。初めて会う方、久しぶりに会って話ができる同世代研究者、今後を期待する院生たち、いろんな人と話すのは本当に楽しい。

大学にいると、同分野、同世代の研究者はほとんどいないので、どうしても研究の話ができないし、ふだんは業務中心の話になってしいまう。学会にきて、同分野のいろんな人と研究のことをがっつり話せるのは勉強になるし、同世代の研究者と悩みを話したり、たわいもない話ができるのも、いろんな意味で心強い。大学で頑張るためには、こういう機会がないとね。

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このページは、村上正行が2009年8月20日 23:55に書いたブログ記事です。

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