FD講演をする@JAIST

朝起きて、昨日のメールのやり取りを踏まえて、講演資料の修正。なんとか形になったかな。。。

京都駅から雷鳥に乗り、小松駅へ。長谷川さん@JAISTに迎えに来ていただき、北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)へ。今日は、FD講演会をするのです。どきどきです。

教育担当理事という浅野先生とお話。この4月からFDに関するセンターを作るそうで、大学院のFD、JAISTならではのFD、というものを考える必要性を感じておられました。

さて、会場に。面白かったのは担当職員さんが私のtwitterを見てくれていたようで、私が「小松駅なう」というのを最後にずっとツイートしなかったので、「ちゃんと会場に来てくれるだろうか?」と消息不明だと心配していたこと(笑)。これは、今ならではのお話ですよね。

FD講演会。タイトルは「遠隔講義における授業デザイン・評価 ~ICTを活用した授業改善~」。私のホームページを見て遠隔講義について話して欲しい、というい来だったのですが、おそらくFD全般の話もした方がいいだろうということで、最初にFDの定義や分類について話し、システム(技術)と授業デザインを組み合わせた相互フィードバックが重要だということ、ICTを活用したFD、特に授業を撮影された映像をどう使うか、というお話をしました。まず自分の授業を見てみることは、いろんな意味でとても有用ですよね。最初はずいぶん気持ち悪いですけど、、、。

その後、遠隔講義実践について。久しぶりに日米遠隔講義(TIDE Project)についても話しました。話してみて思ったのですが、いまでも十分有用な内容を含んでいるな、と思いました。技術面以外の部分があるからではありますが、裏を返せば、実践にまで波及していないということでもあるな、と思いました。成果を普及にまで展開していくことの必要性を感じました。

日台遠隔講義をベースにして、外化(言語化)の重要性について述べました。質問で「遠隔講義に限らず、こういう試みはあるのか」とものを受け、twitterの活用について紹介しました。質問された先生はゼミでIRCを使われているとのこと。授業内容や形式にもよりますが、こういうスタイルの重要性については感覚的には正しいんだな、ということを再確認しました。

最後に、授業改善などには共有化やコミュニティづくりが重要なわけですが、実はこういう話題はJAISTの研究としてすでに行われていますよね、とまとめました。ナレッジマネジメントなど知識工学の取り組みとして行われていることを大学に適応すればいいんですよね、ということだと思ったためです。私もここ数年、組織論や知識工学の本を読みあさっていますが、なんとか研究にできればいいな、と思っています。

あと、「いきいき研究室増産プロジェクト」の紹介もしました。ここの「大学研究室の歩き方講座」は大変興味深いですよね。先生方にとっても、学生にとっても有用だと思います。

いやー、無事終わってよかった。本当によかった。しかし、事後アンケートをとっておけばよかった。。。実際のところの感想も聞きたいです。

終了後、「まつさき旅館」へ。浅野先生と副学長の杉山先生の3名で温泉に入っていろいろお話を伺いました。運営側というのは大変だなぁ、と思いました。そして長谷川さんと合流し、夕食。驚いたことに、おかみさんが「今日、京都外大に見学に行ってきたんです。うちの娘が、この4月から入学するんです。よろしくお願いします」と挨拶してくださる。なんて世の中狭いんだ。。。

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このページは、村上正行が2010年2月25日 23:55に書いたブログ記事です。

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