「教育システム若手の会」


「教育システム若手の会」本番。人工知能学会の先進的学習科学と工学(ALST)研究会の後援を受け、今年で16回目。昨年初参加したところ、「来年は京都がいいなー」という圧迫を受け(苦笑)、私が会場幹事になることに。ところが、京都とはいえ、京都駅などからはかなり遠く、みなさんからは「さぎだー」との声も。皆さんがイメージしている京都だけが、京都ではないですよ(笑)。今回のテーマは「若手研究者による教育システム研究の再定義」。

ただ、朝食はちょっと微妙だった。。。会場準備して、午前のライトニングセッション。5分間で自分の研究についてのプレゼン。最初は、大まかな話しでいいなー、と思いながら聞いていると、学生のみなさんは非常にきっちり発表されていて、「これじゃまずいな、、、」と思い、聞きながら、資料を書き換えていく。ただ、教員群はやはりちょっと大きな枠組みで話していた。やはり、年々そうなっていくものなのかも。ちなみに、私は上から5番目ということで、この中でもおっさんです(笑)。非常にいろんな研究があって、興味深く聞いてました。30名の研究の話を一気に聞く機会ってないですもんね。

昼食を食べた後、6つに分かれてグループワーク。私はちょっと幹事の仕事で遅れましたが、まずは自分の研究を再定義。同じ班だった2人の学生の研究を中心に、いろいろ考えていく。授業を対象にした時には、教員と学生を考えるが、学生だけ考えてもいろんな目標がありますよね、ということを再確認。

その後、2つの班がくっつき、教育システム研究を考えることに。私達のグループは教育システム研究をオブジェクト指向で考えるという方向で議論を進めていって、図にまとめました。この後、3つの班の成果発表がありましたが、非常に興味深かったです。これらの議論の成果は、メンバーで文章化して、3月のALST研究会で報告することになりそうです。

懇親会は寄せ鍋。ちょっと心配していたが、ボリュームもあって、満足していただけたようで安心。その後、エンドレスセッション。この分野、75年生まれの研究者がとても多い。ここに来ていただけでも10名くらいいたのかな?他にもいっぱいいるし。私は、教育工学の「松坂世代」と呼んでいるが、これからこの面々が中心となって進んでいったら、面白いだろうな、と思いつつ。2つ上の私は、邪魔しないようにこそっとついていきます(笑)。しかし、ドライバーなのに、4時までしゃべってしまった。それだけ話題が尽きない仲間達、ということだろう。楽しい1日だった。

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このページは、村上正行が2005年12月10日 23:55に書いたブログ記事です。

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