授業改善とOCW

第12回FDフォーラム2日目。今日はキャンパスプラザ。今回は「大学連携型教育プログラムにおけるFDの意義と役割 -双方向性を向上させる授業評価とOCWに向けて-」という分科会でコメンテーターを仰せつかった。京都外大での授業評価について10分で紹介するというのが

午前は宮崎先生@同志社のOCWに関する講演。非常に分かりやすくOCWについて説明された。大学コンソーシアム京都でOCWを計画とのこと。どのように進めていくのかは興味深いところではある。

午後、授業評価について、浅野さん@立命館が立命館大学におけるこれまでの授業評価アンケートの取組を紹介された。興味深かったのは学生毎にQRコードシールを配り、一見しての匿名性を保ちつつ、入試方式なども分かるようにしているという点だった。その後、私の発表。一応選ばれたのが、ほぼ100%の科目実施率と満足度平均3.0未満の授業に対して学長名でお願い文を出している、という点だったので、そこに焦点を絞って紹介した。少し笑いもねらったのだけど、あまり手ごたえはなし、、、。

続いて寺川先生@同志社女子大が、自由記述に重点を置いた授業評価アンケートについて報告された。私見は授業改善には自由記述が重要と考えているので、とても賛同できるものであった。そして、椋本先生@立命館による、京都にある大学の授業評価アンケートに関する調査についての発表。こういう調査はコンソーシアムならではで、自分の大学の立ち位置を知るのに有用だ。

ただ、授業評価とOCWの絡みは特段なく、双方向性というキーワードについて最後のコメントで各報告者が話しただけで、2つの話題の合わせ技という感じは否めなかった。最後のコメントでは「OCWを見れば、自分が担当している授業の参考になる」ということは言ったけれど、全体的にもっと議論できた方がよかったような気はした。でも、ほんとに参考になるもんねぇ。

あと最後のコメントで「聞く耳を持ってこびずに授業改善を」と言った。ここでも笑いなし(苦笑)。でも、教員になるとほんとに聞く耳を持たなくなりがちなので、そこには注意したい。でも、教員だから学生にはこびずに、目標を達するためにがんばりたい。やるのは難しいけど、そこにより良い授業の道があると思う。

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このページは、村上正行が2007年3月 4日 23:55に書いたブログ記事です。

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