卒論を書くということ

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暑い、暑すぎる、、、、。

関大の採点。少しずつレポートの山を崩していく(笑)。採点していると、学生の力の入れ具合、他の授業からの使いまわし、ネットからのコピー、大体分かる。「授業前5分で書いたやろ、小学生レベルやで」と思わずつっこんでしまうようなものや、授業に出ていないからか明らかにとんちんかんなものもあった。300名の授業なので、仕方ないのかなぁ。とりあえず半分くらいは終了。

今日は「1文字5円、卒論に代行業者…大学は「見つけたら除籍」」(読売新聞 '07/8/18)のニュースが、あちこちのブログで引用されている。以前からこのような業者は問題視されてきたが、卒論は突然見るものではないだろうから、分かるとは思う。もし、卒論を始めてみたとしても、それまでの文章力と大きく違っても分かるだろうし。でも、1文字5円だったら、2000字くらいのレポートだったら得なような気はするけど、卒論だったらしんどいんじゃないのかなぁ。

卒論を書く、というのは、内容もさることながら、自分の能力の限界を知ることが重要だと思う。ここまでがんばれば、ここまでのものができるのだ、ということを知ることは、仕事をする上でも重要だと思う。大学で学ぶことは、直接仕事の内容と関係ないかもしれないが、間接的には役に立つことばかり。ただ、この”間接的”に役に立つことをどう伝えるかは難しい。これは課題だ。

能見完封。阪神の強さが本物になってきたっぽい。9月も十分楽しめそう。

コメント(2)

卒論代行、驚きました。
しかも発想が若い人。中年おやじがなにを血迷って、と思っていましたが、数年前経験した(はず)の本人がこうした発想をするとは驚きです。
そんな形骸化した卒論を書かせる組織そのものをつぶせばよろしい。というか、卒論を廃止すればよろしい。
 ゼミと卒論を大学生の証と正面から考えるおじさんには、許しがたい愚行の証明です。なんと・・・としかいえません。

>とし先生
コメントありがとうございます。日記読んでいただいて恐縮です。

多分、年齢が近いから思い立ったのでしょうね。。。テストの過去問や授業ノート販売の延長、という気がします。4回生がそこまでお金払えるのか、という気はしないでもないのですけど。

うちの大学では卒論は必修ではなかったのですが、2006年度入学生から卒業研究なるものは必修になります。まだ何をするかはちゃんと決まってないのですが、、、。4回生の状況を把握するということも狙いにあるようです。

大学の状況は変わってきていますが、基本線は崩したくないですね。

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このページは、村上正行が2007年8月18日 23:55に書いたブログ記事です。

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