今年の夏季FDを振り返る

夏季宿泊FD2日目。今日は分科会。5つあり、私は「外国語大学におけるリメディアル教育のあり方」という分科会のコーディネータ。リメディアルと言っても、うちの大学で”リメディアル科目”と呼んでいるのは再履修の変形版という感じのものであるため、最初に私がリメディアル教育、初年次教育全般の話をした後に、「初習言語における本学のリメディアル科目」に関する議論を行なう、という風に議論を位置づけた。これは、6学科(西・仏・独・葡・中・伊)の場合、1年の最初につまづくと、それで学習意欲の低下、休学、退学へとつながってしまうからである。

その後、中山先生、立岩先生の発表、橋本先生からも適宜語学科の状況を提供してもらいつつ、議論が進んだ。情報の共有、短期的な対応、中期的な対応、という3つの観点による議論を目指したが、そこそこうまく議論できたのではないかと思う。学科はそんなに大きな所帯ではないが、それでも学科内でのコンセンサスは取れていないこともあるようだし、さらに学科間での情報共有はほとんどなされていないという問題が明らかになった。今回に端を発して、何かしら情報共有ができるような仕組みが必要だろう。この分科会はコーディネータの橋本先生とよく相談して、テーマを絞り、準備したので、うまくいったのだろうと思う。

昼食後、分科会の報告、委員長の総括、学長挨拶で終了となった。今回は委員会の体制も変わり、委員の教職員で数回議論し、情報共有し、役割分担を行なったこともあり、スムーズに運営できたと思うし、テーマも現場の問題意識に近かったのではないか、と思う。委員のみなさまに感謝したい。これからも状況の変化に対応できるように大学を変えていかないといけないだろう。そのためには、問題意識や情報を共有し、建設的な議論を行なっていくことが大事だし、頑張っていかなければと思う。

大学で種々の作業。疲労困憊して帰宅。帰ってテレビを見るとオールスター。球児が抑えるところから。最後は久保田劇場。。。さすが、久保田ともいえる(苦笑)。

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このページは、村上正行が2008年7月31日 23:55に書いたブログ記事です。

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