サードプレイスコレクション2010に参加した!

新幹線にて東京へ。寺嶋君夫妻と待ち合わせて昼食。初めてお会いして楽しくお話ししました。

日本教育工学会編集委員会。いろいろ議題があって考えることも多い。

山田君@金沢大とお茶。近況、情報交換。編集委員会のときには、寺嶋君と昼食→委員会→山田君とお茶、が黄金スケジュールになりそうです。

そして、六本木へ。ちょっと遠回りになってしまってさまよったのですが、その際にたまたま「ルイーダの酒場」を発見しました。ドラクエのBGMが流れていて、なんやろなー、と思ったのですが。機会があれば行ってみたいです。

 

さて、そして「サードプレイスコレクション2010」@六本木スーパーデラックス。詳細はリンク先のWebを見てもらうのがいいと思いますが、14名のすごい話者たち(1名の話を聞くだけも十分面白いような)を集め、おしゃれな空間をデザインし、「学びのサードプレイス」を作り、そこで参加者たちが新しいつながりをつくり、自分(の学び)を振り返る、というイベントだったと思います。

「サードプレイス」とは、アメリカの社会学者オルデンバーグが提唱したもので、家庭でも職場(企業や学校)でもない「第3の場」が、人々の憩いの場になると指摘しています。カフェ、なんかもそうですよね。

 

私はいくつかの目的、問題意識を持って参加しました。
・東大の院生たちが企画・運営の中心であり、指導している院生にイベントを体感してもらう
・どのようにこのイベントをデザインしているのか(プログラム、空間など)を体感する
・この企画をなぜ実施したのか、何を目的にしているのか?
・参加者はなぜ参加したのか?何を求めているのか?

研究関係のイベントは企画・運営をしたことが多いですが、ワークショップについては実際詳しくないですし、こういうイベントも企画したことがありません。山内さん@東大中原君@東大が企画するイベントは、いつも興味をそそられるようにできているし、本当にいろんなところまで配慮がなされています。その2名に指導を受けている院生たちもいろんなことを考えているのはtwitterなどで知っているので、とても興味を持っていました。

内容については、「見せたがり日記」に詳しいし、よくまとめられているので、こちらにおまかせします。まさに丸投げ(笑)。全員のプレゼンを聞けなかったのでとても参考になりました。人が多くて後ろからはスクリーンが見にくかったこと、いろんな人と話しているとその時はプレゼンを聞けなかったこと、ということはありましたね。

当日も今もtwitterにて感想などが書かれています。ハッシュタグは #tpc2010 です。興味のある方は、ぜひ一度ご覧ください。ちなみに私は@munyon74です。この日のために、ってこともあって、写真を実物に変えてみたのですが、「エセコンサル」という評判です(笑)。実際より200%くらいさわやかに映っていますので、ご了解くださいませ。

感想はtwitterなんかのも書いているのですが、せっかくなのでまとめておきます。

もともと知り合いのいる人、プレゼンターの話を聞きたい・直接話したい人、にとっては満足できるものがあっただろう、と思いました。これだけ多彩でかつすごいプレゼンターがいる場もめずらしいですし、普通の講演会などではなかなか話す機会がないでしょうし。また知り合いがいれば、何が起こるか分からない場とはいえ、落ち着いて行動できる面があったのではないかな、と思いました。

対して1人で参加した人にはきっかけがないと話しかけにくい面があったのでは、と思いました。ドレスコードとして「スーパーデラックス」な一品を身につけてきてください、と指令がありました。また、当日には好きな色のモール(針金)を選び、「サードプレイス」を表現して身につけてください、ということも言われました。ただ、この仕掛けは全体としてはあまり使われないままでした。1回くらいは全体でやってみるのもよかったかな、と思いました。

あ、ちなみに私はゴージャスなものなど何も持っていないので、「センスのいい扇子」2010バージョンを買って持っていきました。虎の絵がドーンと入った銀色の扇子です。干支と阪神がかかっています。センスのいい扇子は数年間言いまくっていて周りでは飽きられていますが、こういう初対面の人と会う場ではまだまだ新鮮味があって効果があったようです(笑)。ますだおかだの干支ギャグ「すべっタイガー」も何回か使いました(笑)。

「ラーニングナンパ」した結果ですが、半分以上は「Learning Bar」に参加したことがあったのでこのイベントに参加した、という人で、恒常的な取り組みの強さを感じました。あと、たまたまなんでしょうけど、理系の人が多かったです。無意識にそういう人を選んでいたのかなぁ。

すごく驚いたのは、最初に声をかけてもらった方と、その後これに参加していると知らずに会った知り合い、が同じ企業(1人目は昨年入社、2人目は数年前にその企業を辞めて転職)ということに気がついて、1人目の人を探して引き合わせてみるとなんと部署まで同じだった、ということが起こりました。なんて世の中狭いんだ。実は連れて行った院生も、高校の同級生がプレゼンターの部下で参加していた、なんてことも分かりました。なんて世の中狭いんだ(2回目)。

あとでワークショップ部の舘野君、安斎君、牧村さんとお話しする機会を得ました。舘野君だけは会ったことがありましたが、ほとんど話したことはありませんでしたし、他に2名は初対面でした。それで、なぜこの企画をやったのか、研究者として研究に関係づけていくことなどはどう考えているのか、ということなどをお聞きしました。研究者としての目的という意味では近いですが、私とは全く違う感覚を持っているようで「なるほどー」と思うことが多かったです。自分として研究者のあり方も考え直す機会になった気がしました。また、ゆっくりお話ししたいな、と思いました。

こういう場を企画して実現にこぎつけた、ということは素直にすごいことだと思います。ワークショップ部のみなさんに敬意を表します。なんといっても10歳前後下の人たちですから、私も負けてられへんでー、という気分ですね。

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このページは、村上正行が2010年1月23日 23:55に書いたブログ記事です。

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