一生で一番短い?誕生日を迎えて

トロントで誕生日を迎えました。朝4時過ぎにホテルを出て日本に帰国、時差は13時間。というわけで、7/4は11時間ということになります。いや、厳密に言えば、日付変更線を超えた瞬間に7/4が終わるわけだから、もっとありますけど、まあ、そういうことにしておきましょう(笑)。

37歳になりました。37歳は中年か、というと賛否両論ありますが、私は、すっかり中年だし、おじさんです(笑)。しかし、自分がこんな歳になるなんて、と少し驚きます。

2年前に35歳になったとき(日記を見てみるとウィーンで迎えてました)、いろいろ考えました。相方が留学して1人暮らしになることもあり、30代後半の5年間はとにかく死にものぐるいで仕事を頑張ろうと思いました。もう1度研究をしっかりやって認めてもらえるようにしよう、ちょうどゼミを担当し始めた年で学生の教育もしっかりやりたい、大学の仕事は責任持って取り組もう、英語はとにかく苦手だから40までにはそれなりに英語で授業できるようにしよう、と。

まあ、40歳になったら、ちょっと抜きどころを考えればいいな、と思ってました。

2年経ちました。どこまでできたでしょうか。目標を立てても、案外評価しないんですよね。普段の仕事では「評価が大事」とか言いながら、自分のことは(笑)。

研究については、先日ひさびさにファーストの論文が採録されたこと、日本教育工学会のシンポジウムでパネリストとして登壇させていただいたこと、など少しですが成果が出てきたたような気がします。あとは、もうちょっと周りを巻き込むような仕事をしたいな、と思う今日この頃です。

事業仕分けがあってから、これまでよりもさらに大学のことについて考えるようになりました。社会への貢献、アウトリーチ、そして、大学組織の構造の問題。課題は大きいです。考えるだけではなく、動かないといけないよな、と思いつつ、普段の業務に流されている自分がいます。もちろん、自分の大学のことを優先するのは当然ですが、もうちょっと広い視野での活動も出来ればと思います。若手FD研究者ネットワーク(JFDN Jr.)はその1つです。JFDN Jr.についてももっと考えないといけないのですが。

教育については、ゼミは大変楽しいですが、ゼミ生のためになっているのかどうかが心配です。まあ、これから分かっていくんしょうかね。もうちょっと勉強してもらうような仕掛けは必要な気もしますが(苦笑)。なんにしても、自分が育ってきた環境がゼミ運営に大きな影響を与えるんだなぁ、ということを実感しています。

あとは指導している院生の投稿論文が早く採録されるとうれしいです。みんな苦労していますが、ここを打ち破ればまた1段階レベルアップしそうです。

大学については、初年次教育「言語と平和」やFDなどは取り組めていますが、まだまだな気がします。メディアセンターの業務にしっかり関わること、広報の支援をすること、いろんなことに発言していくこと、はしないとだめですね。いろんなことを考えて発言は控えてきましたが、8月からはがんがんいこうかな、と思ってます。

一番問題なのは、英語、、、。本当に苦手なので、なかなかやりません。だめです。今回のトロント出張でもだめだめだったので、ちょっと気持ち入れ替えて取り組まないとな。。。

とここまで書いておきながら、やることが多すぎてバーンアウトしそうだ、という気もします。これだけのことを(もちろんいい意味で)適当にこなしていくように、心がけて取り組みたいと思います。ま、できなければ、できないでいいし(こらこら)。

37歳、素数の年。いい意味で特徴的な1年にしたいと思います。

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このページは、村上正行が2010年7月 4日 23:55に書いたブログ記事です。

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