出オチのポスターが好評(笑)「授業中におけるtwitter活用の有効性に関する評価」

日本教育工学会第26回全国大会3日目。3日目なのに、1人だったので道に迷ってどたばたしました(苦笑)。最終日ですが、今日は忙しいですよ。

まず、最初に連名発表。中西さん@京都外大「日本語教育能力診断テストの試行とプロフィシェンシーの評価 -多文化共生時代の協働による日本語教員養成-」。京都外大の教員らで開発した日本語教育能力診断テストの試行結果、プロフィシェンシーの評価の有効性を示しました。日本語能力のテストはありますが、日本語教育のテストは数が少なく、これからしっかりと開発していく必要があるな、と思いました。

その後、自分のポスター発表「授業中におけるtwitter活用の有効性に関する評価」。出オチと言い続けたのですが、ポスターは下とこちら(pdf)。見たら、出オチの意味がわかったと思います(笑)。PowerPoint2007で作ったのですが、案外うまく出来ました。ただ、ポスター作りはじめて途中でこのアイデアを思いついて変更したのですが、「文字ばっかりか、、、」と思ったので、ちょっと心配してました。思いのほか、好評で何よりでした。

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京都外大「情報社会論」でtwitterを使った授業を対象に、twitterを授業で使う意義、授業デザイン、質問紙調査の結果についてまとめました。井上先生@九大らにtwitterで宣伝していただいたこともあって、たくさんの方に来ていただき、有益な議論ができました。本当にありがとうございました。


授業をし始めてから、「こういうデータを取りたい!」と思ったこともあったのですが、技術力がなく、今回は諦めました。これまでの遠隔教育、遠隔ゼミ、SNS活用などの経験を活かせてるという感覚はあるので、しっかり理論化までできると面白いな、と思ってます。今のままでは論文にできないですが、次の授業でデータをしっかり取りたいし、技術の勉強もしたいと思います。ただ、そう考えると、実践研究は時間がかかる(大学の場合、半期単位で授業だから)ので、修論とかだとなかなか難しいですよね。。。

昼休みは、FD特別委員会。今回はじめてで、今後の計画について。

午後は課題研究7「高等教育・FDにおける教育工学の役割」。こちらの連名発表は、 田口さん@京大「若手FD担当者のキャリア展望が業務に対する感情に与える影響」。若手教職員を対象とした調査結果から、担当者のキャリア展望がFD業務へのやりがいや不安といった感情ににどのような影響を与えるのかを分析しました。

議論は現状の問題点から、FDというと定義によって個別の授業改善から大学組織の話まで含んでしまい、議論にならないので、変にFDと言わない方がいい、というような話になりました。個人的には最後に大学の組織研究を進めるべき、という意見を主張しました。あとは、実践研究を積み重ねることが大事、という意見も出ました。これは重要なことですね。このFDに関する議論はまた改めてまとめたいと思っています。

3日間、充実した学会でした。いろんな発表を聞き、いろんな研究者と話ができ、ほんとうに楽しかったです。論文やtwitterなどで私のことを知ってくれている人もいて、とてもありがたいことだと思いました。これからも頑張っていきたいと思います。

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このページは、村上正行が2010年9月20日 23:55に書いたブログ記事です。

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