BEAT Seminarでどきまぎ/総人同期会

BEAT Seminarに参加。BEAT Seminarはいつも面白いテーマを扱っていて、興味深くはあったのだが、なかなか参加する機会がなかった。ただ、今回は「使える英語を身につけたい!:語学学習を支援するデジタル教材のこれから」というテーマであり、語学学習を支援する身として、勉強したいと思ったからである。1月で授業が始まる前、というのも幸いだった。

東大には何回も行ったことはあるのだが、実は本郷は初めて。というわけで、赤門に行ってみた。これかー。まさにおのぼりさん状態(笑)。そのおかげで、会場にいくのにキャンパス内をさまよった。

セミナーはまず3人のご報告。中野さん@ベネッセは、「BE-GO」という小学生向けの在宅学習用英語教材を紹介。コミュニカティブに重きを置いて、音声認識技術を用いて、在宅での学習を可能にしている。やる気をいかに持続させるか、という問題を解決するために、シチュエーション学習やスタンプを集めるといった様々なしかけを取り入れているということであった。

箕輪さん@NHKエデュケーショナルは、「えいごリアン」に関するお話。よく授業でこのサイトは紹介するのだが、さすがよく設計されているのだな、とお話を聞いて思った。番組開発のために小学校英語教育に関するリサーチを行い、チームを組んで内容をつめていったということである。実際にフレーズを使う状況を作り出す、ということに重きを置かれているということであった。"What is this?"を使う時に、pencilは見れば分かるのだから"This is a pencil."と解答するような状況はほぼない。そうではなく、モノが分からない状況(番組ではアフリカ人のミュージシャンの部屋を訪問して、さまざまな楽器に対して使っていた)を準備することが大事だ、ということであった。また、ほかにもいろいろな工夫がなされていて、とても感心した。

青木先生@広島市立大は、「ぎゅっとe」というインテンシブ英語に関する報告だった。特色GPに採択されているので、多少は知っていたのだが、カリキュラムとして、CALLを用いた反復練習と、少人数クラスによるプロダクティブな対面授業に分けて実践しているというのは非常に理論的だな、と思った。CALL教材に関しては、様々な試みを行いながら開発されており、すごいなぁ、とただただ感心。また、青木先生は語学学習をスポーツにたとえておられたが、高校、大学とクラブにいそしんできた身として、非常に納得できるお話であった。「緊張して練習しないと、本番では力は発揮できない」というのは、どちらにもあてはまるだあろう。

さて、その後、突然ラウンドテーブル、ということで1人加えて4人で行います、ということだったのだが、山内さん@東大から休み時間にほんとに突然指名され、登壇することになった。前で話すのはそれほど緊張しなくなってきたのだけど、さすがに心の準備してないと、どぎまぎすることを再認識した。最初、指定討論者みたいな感じでみなさんに質問をしたのだが、かみかみだった。途中で落ち着いてはきたが、うまく立ち回れたのだろうか、、、。

懇親会に参加できなかったのが残念であったが、語学教育に関してはこれからもっともっと勉強していかないといけないので、お話できてとてもいい機会だった。また、参加できたらな、と思う。

BEAT Seminar終了後、新宿へ。東京はどこも人が多いね。総人同期会?に途中参加。参加者は私を入れて8名。医者が2人いたり(卒業後、さらに勉強してだからすごい)して、あいもかわらず、総人のバリエーションの広さ(?)を再認識。みんな久しぶりなので、近況報告したり、昔話をしたりして楽しくひと時を過ごしました。

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このページは、村上正行が2006年1月 7日 23:55に書いたブログ記事です。

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