若手研究者の使命?

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ALST研究会2日目。雪がかなり積もってました。午前はセッション2つ、午後から若手の会のパネルディスカッション。小尻さんの司会で、2000年から2004年の内容を長谷川さん@JAIST、2005年の内容を光原さん@徳島大を報告。今年は「若手研究者による教育システム研究の再定義」というテーマだったので、そこでの各班のディスカッションの内容を高橋さん@福井大、立岩君@名大、越智さん@近畿大が報告された。

コメンテーターの先生方から、しっかり議論していると言っていただいた上で、わくわくしない、といった意見をいただいた。報告内容が教科書に載せられるようなものになっているが、今までの既存の内容とは変わらない、ということである。確かにそのような問題はある。

2回しか参加したことはないのだが、今の若手の会では学部生から有職者まで集まっており、学部生、修士院生がいろんな人たちと議論する中で、自分で考える機会を持つという意味で非常に大きな意義があると思う。また、院生時代は自分のことで精一杯な面もあるし、やはり修論や博論を書くことを考えると、投稿論文に載るように考える必要もある。

新しい視点を生み出すには、30前後の若手研究者が議論していくことと、異分野の研究者に参加してもらうことが必要だと思う。教育学の研究者や情報工学の研究者などに参加してもらうことで、お互い参考になる面があるはず。来年度は今までのよいところを保ちつつ、その辺も満たしていければと思う。今回の議論は、この分野を盛り立てていくための議論であり、若手、中堅、大御所の間で意見のやり取りができたし、非常に面白く、考えさせられたシンポジウムだった。

全国大会への参加と論文投稿はしているものの、学会の研究会はなかなか出る機会がなかったので、これから参加していけたら、と思った。しかし、発表しないと楽ですね(笑)。

その後、京都に帰って、授業評価委員会の懇親会に合流。この仕事もまだまだ続きそうです。

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若手の会お疲れさまでした.

今回のセッションでは,諸先生方に厳しいアドバイスをいただきましたね.個人的な感想ととしては,これまでは,自分達の中で自己満足していたところが多少あったと思います.参加者も増えたし,議論もある程度まとまったものができるようになったし.もっと上を目指さなければならないといった気持ちが足りなくなっていて,それを指摘された気がします.

ただ,今の会の規模や参加者の層を考えると,今の方針は有意義なものだと思います.今の方針のいいところを生かしつつ,さらに少しずつよいものにしていきたいですね.

とりあえず,来年度の幹事さん,よろしくお願いいたします.

2回参加した感想として、みんなすごいなぁ、というのが本音です。こういう会が続いていること自体すばらしいと思います。

今回指摘された点も踏まえつつ、よりよいものにしていきたいですね。

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このページは、村上正行が2006年3月14日 23:55に書いたブログ記事です。

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