教育システム研究は教育の役に立つのか!?

教育システム若手の会2日目。メインの日である。今年はプログラム幹事を仰せつかっており、テーマを「教育システム研究は教育の役に立つのか!?」というものにした。実践研究とシステム研究の垣根をとっぱらって議論できればという思いがあった。もちろん両方の合間にいる自分の立ち位置によるものでもある。

午前中はライトニングセッションで5分間の研究紹介。時間の読み間違いで9時から12時、昼食はさんで1時から2時、の合計4時間もかかってしまった。みんな疲れモードで申し訳なかった。でも、皆さんの研究を把握できて、昨年同様とても勉強になった。うちの学生たちは手前味噌ではあるけれど、練習の甲斐あって、しっかり発表できていた。この8ヶ月間の成果は出たのではないだろうか。もちろん、内容としてはまだまだ深められるので、残り2ヶ月でもう少し勉強してもらおう。

午後はテーマセッション。第1クールでは似たような研究テーマを持つ人を5名程度集めて、自分たちの研究の長所をまとめる。ここは比較的うまく進んだようだ。そして、第2クールではいろんな研究テーマを持つ人たち10名程度で、システム研究と実践研究の連携や、教育システム研究が教育の役に立つかという点について議論してもらった。かなり投げっぱなしになってしまって申し訳なかったものの、参加者のお力を借りて有意義な議論になったのではないかと思う。「教育システム研究は教育の役に立つのか!?」という問いには、自信を持って「役に立つ」と答えたい。そのためには努力が必要になる。もちろん、研究としては即座に役に立つわけだが、実践に利用する枠組みを考えることが大事だ。今後実践とシステムの両者をつなぐ役割を担うことができれば、と思う。

時間が押し気味に進んでしまったことは大変申し訳なかった。幹事としての力不足を痛感した。来年度はもう少しうまくいくように考えていただきたいし、その辺の経験は伝えられればと思う。

懇親会、仮眠(さすがに疲れた、、、)、お風呂、エンドレスセッション。奨励賞の集計に時間がかかる、、、。メールはちゃんと読もう>自分(苦笑)。四方山話で盛り上がる。来年度の計画についても面白い意見が出たし、もっともっと楽しいものにしていければと思う。そろそろ若手ではなくなるので、側方から支援して、若手(学生)のお手伝いができればと思う。

こういう会に出ると、もっとがんばらないと、と思う。内輪でわーわー言うとってもしゃーない。気合や、気合。

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このページは、村上正行が2006年11月25日 23:55に書いたブログ記事です。

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