レスター大学訪問

イギリス視察も実質最終日。レスター大学へ。まずはれスター大学の概要の説明。21000人の学生(半数は院生)、うち7000名はDistance Learning、すなわち通信教育の学生でAir Universityに次ぐ2番目の学生数で、うち2/3(5000名くらい?)はEU以外の学生だそうだ。研究、教育ともに熱心で、"2008/9 THE AWARDS University of the year"を受賞されたとのこと。CAR of the yearみたいなもののようだ。すごいねぇ。イギリスの大学の中では135大学中12位くらい、世界200大学にはランクされている、という感じ。

次はe-Learning系のお話。Fothergill工学部長が全体のお話をしてくれる。Blackboardをベースにして授業資料やビデオをおいておいたり、e-tivityと名づけた課題などを与えて授業を行なっている例を紹介していただいた。この辺は日本と似たような状況だなぁ、という感じ。

次にBeyond Distance Research AllianceのWheelerさんがMedia zooのプロジェクトを紹介してくれる。組織名もすごいと思うけど、Wheelerさんの肩書きが"Keeper of the Media Zoo"というところもすごい。 技術と目的をそれぞれnewとexsitに分けて、4つの事象を作り、それぞれに対してBreedingとか名前をつけており、SecondLifeなどで実践している。まあ、デモビデオを載せておきます。このほうが早いよね。

図書館を見学。どこの大学もそうだが、グループ学習室が充実している。TeachingからLearningへと移行していく中で、ゆるやかな学習空間は重要になる。その後、昼食。Wheelerさんとお話。もっと英語ができたいと思う瞬間。。。


 


 

午後からは、Staff Development CentreのCOX先生とMatthews先生とのお話を聞く。研修プログラムを中心に大量の資料を頂き、大変参考になりそう。研究と教育を両方やっている人はもちろん、研究だけのスタッフ、教育だけのスタッフにもしっかりと研修を準備しているということ。また、レスター大学でも学部長向けのmanagementのコースがあり、ランチョンセミナーで実施しているとのこと。この辺も日本で検討すべき課題といえる。

そして、もっとも強調しておられたのは「(Learningになどの研修)プログラムなどは理論化しておかないといけない」ということ。研究者としても、これは肝に銘じておきたいし、理論はこれからしっかりと勉強しないといけない。そして、「言行一致」が重要とも。

対話的にお話できて、とてもいい議論になった。

終了後、同行したみなさんとと最後の夕食を。

このブログ記事について

このページは、村上正行が2009年2月24日 23:55に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「オックスフォード大学見学」です。

次のブログ記事は「さらば、イギリス」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.261