関西FDのワークショップ「思考し表現する学生を育てる」

ゆっくり寝てから、久しぶりに関大へ。岩崎さんにセンターを案内してもらう。

関西地区FD連絡協議会のワークショップ「思考し表現する学生を育てる -書くことをどう指導し、評価するか?Ⅱ-」に参加。

twitterで実況してみる。難しいねぇ。。。会場でノートパソコンを開いている人は皆無でした(笑)。

まずは、鈴木宏昭先生@青山学院大学の小講演。「書くための問いを生み出すことを支援する」という題目。レポートを書く上では、論理性、創造性、コミュニケーション力、メディアリテラシー、といった能力が必要。レポートライティング教育をすることで、これらの能力を高めることを目指しておられる。その中で、こだわりとして、"問題を考える力"、"学びあう力"の2つを重視しているとのこと。

まず、読みの面では、受容型の読み(書かれていることを正確に理解する)→問題構築型の読み(問題を見つける、つっこむ、自分の主張の素材となるものを見つける)への移行を意識されていて、Webを活用して文章に感情タグを付与することによって、批判的な視点を意識させる試みをされている。

またBlogを活用した学生の協調も行っている。Blogに書いた内容を授業中にグループで吟味し、その後、スクリーンでみんなで共有したり、個人で吟味したりコメントなどを書いたりして、定式化を目指している。

非常に多様な方法で、学生のライティング力を上げようと差れているのが興味深い。今日の講演内容は、「学びあいが生みだす書く力―大学におけるレポートライティング教育の試み」にもおおむね紹介されており、とても参考になる。

 

続いて、三浦真琴先生@関西大の「添削から創作へ」。作文を添削することで、学生のモチベーションが高まるわけではないのでは、How to writeからWhat to write, For whom to write, Why to writeへ、という話から、全学共通科目『文章力をみがく』の実践紹介。

その後、グループワーク。まずは5名で情報共有。その後、3グループが集まってさらに情報共有し、文章作成に関する課題をあげる。それをさらに全体で共有。ちょっと時間が足りなかったというのと、状況によってそれぞれ課題が違う、という問題があったかも。

最後は、井下先生@桜美林大学の総括講演。

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このページは、村上正行が2009年12月12日 23:55に書いたブログ記事です。

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