FDってなんや?

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久々更新。過去の日記はまた近いうちに補完します。自転車操業も甚だしいが、8月2日が終われば一段落となりそうだ。あと2週間。がんばれ自分(笑)。

授業もあと一息だ。午前「情報社会論」。SecondLifeについて。日本語版もリリースされたので、ちょうど適当な時期になった。日本ではどうなりますかね。今日で授業は最終で、次回はレポート提出ということに。レポートは課題図書で与えた新書10冊から1冊選んで、2000字程度で書評を書くのがメイン。これをSNSの日記上にアップさせる。お互い、参考にさせることが狙いなのだけど、コピー防止にもなるかなぁ。1ヶ月前に提示したので、できている学生もちらほら。予想以上に頑張って書いている。

昼休みは、種々の打ち合わせ。岩崎さんとは少ししか時間が取れなかったが、学会の話など。仕事も増やしちゃった(苦笑)。

午後「ICTの活用Ⅰ」。FTPの復習と質問対応。こちらは、次回の授業も質問対応する予定。

その後、週末の仕事のための下準備。

家に帰ってオールスター観戦。ダルビッシュのストレートはえぐかった気がした。久保田が点取られるかも、、、と心配したが三者凡退。いつもあのくらいでよろしく(笑)。なかなか見ごたえのあるオールスターだった。

さて、読売新聞教育ルネサンスでは、7月に「教師力 大学編」という特集を行っている。FD(大学の教員研修)の話題について網羅的に紹介しており、知っている先生も多く出ておられるし、知り合いもちょくちょく出ているので、最終回に何かしらコメントしようと思っていた。

ところが、今日、田中先生@京大が出られていたので、びっくりした。教師力 大学編(14)「FDの第一人者・田中毎実さんに聞く…形式より蓄積いかせ」('07/7/20)。しかし、何で腕組みなんだろうねぇ、先生らしいけど(笑)。

「FDとは何か?」という問いに、田中先生はシンプルな回答をされている。

FDとは何か。京都大学高等教育研究開発推進センター長の田中毎実さんは即座に答えた。 「目の前の学生ときちんとした授業を作っていくこと。そのために、まず教師から変わってみよう、それがFDだ」

しかしながら、FDの現状について問題点も指摘する。

一方で、内容には首をかしげることも多いという。「アリバイ作りの“定食メニュー”に何の意味があるのか。教員の疲労感、負担感を増すばかりだ」と失望感さえあらわにする。

まさにうちのことだよ、と思ってしまう、、、。そんな折、7月30日、31日に行われる宿泊FDでは、田中先生に講演をお願いすることになっている。いいタイミングなので、何かしらヒントを得たい。その後、私も授業評価アンケートの自由記述の活用法について報告することになっている。キャラとは違うけれど、毒をはく予定。どのくらいはくかはまだ未定だけど(苦笑)。FDっていうのは、授業に関する日常的な活動を組織的にバックアップしていく、ということが重要なのだと思う。実は、うちの大学、この点は結構できていると思う。もう少し観点を広げれば、大学の問題を把握すること、対処方法が重要となる。ここが弱い。その点について指摘することになるだろう。

まあ、何はともあれ、自分としては、学生とともに授業を作っていくことを心がけたいと思う。

コメント(3)

>キャラとは違うけれど、毒をはく予定。

猛毒を期待しています。
僕の方は、国安さんに毒を吐いて戴く予定。
毎年、交代で、少しずつ強い毒を吐くことにしましょう。

つくづく思うことですが,「あの京大がFDとは...」.

いや,これは否定しているのではなく,おそらく西日本の大学でFDのメッカといえば京大ぐらいだろうという認識はしてます.

確か昔は,「京大は天才を育てるところ.つまり,基本的には放任主義で,その中で一人でも天才がでてくればいい」みたいな学風だと,どこかで聞いたことがあります.
#実情はそうじゃないのかもしれませんが.

そういう伝え聞いた話と,現状のギャップ.少なくとも,
「あの京大ですらFDっていってるんだから,他の大学がしないわけにはいかない」
そういう感覚を個人的には持っています.

>あきちゃん先生
そこだけ引用されると、めだってしまってドキドキします(笑)。
まあ、指摘する点はありますし、変わっていかないといけないですから、仕方ないよなぁ、と思ってます。

>おちさん
長くなったので、土曜日のエントリに書きました。
大学も変化はしていますし、形は変わっていると思いますけど、教育熱心な先生の本質は、今も昔も変わらないのではないかなぁ、と思ってます。

このブログ記事について

このページは、村上正行が2007年7月20日 23:55に書いたブログ記事です。

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