大学は誰のためのものか

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院ゼミ。修論の進めかた、ゼミ対策。焦点をどこにしぼるか、という問題。自分でぶれないようにしないとね。でも、なかなか難しいけど。

昼休み、京都研究プロジェクトのチュートリアル。学生がえらい多かった。ぜひいいものを作ってほしいね。

センター会議、打ち合わせ。いろいろ問題が生じている。原因が何なのか、真摯に受け止めたいと思うし、その上で、短期的、長期的対策を検討しないと。

「情報数学」。論理の話。2つに分ける、XORの説明に力点を。「正直村」の問題もやってみる。

「映像メディアの制作」。5グループに分けて、作品のテーマ決め。議論は比較的順調な感じは受けた。ここから深めていけるかどうか。

その後、打ち合わせ、明日の授業の準備など。

さて、ここ最近感じている問題意識として、「大学は誰のためのものか」というものがある。今日知った問題でも、先日の教授会での議論でも、全体的に違和感を感じている。やはり、大学は学生のためにあるべきだと思う。教員でも、職員でも、その他でもなく。まあ、こう書いてしまうと青臭い感じもするし、かっこつけてる感じになってしまうけど(苦笑)、やっぱりそうだよねぇ。がんばって突き進みたいなぁ。

コメント(4)

同意です。

学生を教育するために何が理に適っているか、そこから出発する。理に適っている事を実現する、理に適っていない事を廃止する、それに尽きると思います。

しかし、実際は、面子とか名誉欲とか、直接的利害とかが絡んで、異質な力学が支配するのですよね。

話の文脈がわからないので的外れなこと言ってるかもしれませんが、
「大学は学生のためにある」
というのは、私学では暗黙の定義だと思ってました。
うちはそんな感じで、
「学生のために」がある意味、殺し文句ですね。

そちらの大学がそうじゃないってのはちょっと意外です。

「大学は学生のために。。」という路線で、ちょっとした面白い小話があるんですけどね。
事務方からすれば、「教員より学生を優先」なんだなぁ。。っていう感じのエピソードです。悪い話じゃないんですが、具体的な話はここではやめときます。(機会があれば。。。)

これには100%賛成。
僕が、この大学やばいなと思うのは、危機感の無さでもなく
受験生の減少でもなく、正にこの事実です。
上の人たちは、誰も学生の方を見ていません。見ているのはもちろん、みんな理事長先生。それも本物の理事長ではなく、勝手にこしらえた虚像の「理事長」。

でもこれからの時代、学生の方をいかに向いているかが要になるやん?本当に向いているかどうかは別にいいんだけど
「ああ、この大学は僕たちのことを考えてくれている!」って思わせるのが大事で、一部の先生の献身的な努力では、それは続かないよねー。それを感じさせない大学は、学生に見放されていくでしょう。

またもやお返事遅くなりました。

>おちさん
もちろん、多くの教職員は「学生第一」で考えてます。職員も教員も優秀な方が多いと思ってます。ただ、問題なのは「システム」なのですよね。学生のため、多くの教職員のために有効ではないシステムが多いのです。正直、驚くことだらけなのですが、ここを改善しないとなかなかしんどいです。

手前味噌ですが、学生はなかなかいいですよ。他の外大には絶対負けてないです。(思いっきり自画自賛ですけど(苦笑))。

>あきちゃん先生
ご指摘の通り、理屈でことが進めば問題ないのですよね。上に書いたシステム不全の大きな原因です。面子とかは抜きにして仕事できることを願っています。

>しりとりさん
いやー、厳しいですね。ノーコメントで(苦笑)。

授業だけみれば、結構学生は満足してるんじゃないですかね?私から見れば語学科の先生方の努力ってすごいと思います。教養教育も負けないようにがんばらないといけないといつも思います。

あとは支援体制の強化でしょうね。セクショナリズムをどう解体するか、ということでしょうか。これは教員、職員ともに心して取り組んでいかないといけない課題だと思います。また、教員、職員の連携も重要ですね。役割が違うので、対等な関係のはずなのですが、なにか違う意識を持っている方が多い気がするのが気がかりです。

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このページは、村上正行が2008年5月19日 23:55に書いたブログ記事です。

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