SD研修会に出て考える

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「調査・統計の基礎」。相関係数の求め方を解説し、がんばってExcelで計算してみる。45分くらいかかって求めたものを、その後CORREL関数を使って30秒で結果を出す。まあ、1回は計算してみることが大事。数学トークになると、どうもテンションが上がってしまうらしい。。。

昼休み、京都研究プロジェクトチューター会議にてネイティブの先生に囲まれる。もう5年目だなぁ。その後、今年採択された教育GPについての話を少し。物理的スペースの問題なので、大学の支援を求めたいところ。

教授会。さすがにあまり詳細は書けないが、論理破綻なコメントが繰り返される。いろんな意味でロジカルシンキングの教育が重要であることを認識する(苦笑)。

研究室に戻って、田口さん@京大と電話で科研の打ち合わせ。出産されてから初めてお話ししたが、変わらず元気そうで何より。

SD研修会に出席する。「私立大学の経営と職員」というテーマで、井原先生@実践女子大学がご講演された。著書である「私立大学の経営戦略序論―戦略的経営プラニングの展開」は以前に読んでおり、楽しみにしていた。とても明快な展開で、言いにくいこともズバッと切り込んでいく、という印象を受けた。「この手続きを何のためにやっているのか?」という問い直しの重要性、現状の仕事を見直せば1割はいらない、5割の仕事は半分くらいの労力でいい、そこから人的リソースを見出せる、といったお話がとても納得できた。「10名職員がいたら、仕事のやり方を見直せば7名で十分になり、3名分は新しい仕事を担当できる」ということらしい。ほんとにその通りだと思う。無駄な仕事、慣例でやっているだけの仕事をいかに減らしていくか、それで組織力が分かるといえるだろう。

今回の研修会にはたくさんの職員が参加されていた。もし、ここに参加していた職員が少しずつ意識を変えれば、大きく変わるはず。ムーブメントは1人のちょっとした行動から起こる。それにも期待したいし、これまでの日記(10/149/30)にも書いたように、自分自身も行動を起こしていきたいと思う。

コメント(3)

私は出席できなかったが、井原先生に当日直前の凶呪会を見せたかったね。

迫りくる危機を前にして、今猶太平の惰眠を貪る教員を覚醒せしめたい、という趣旨でしょうか。現実的な必要というよりは。

でも、「熱い心」だけでは問題を解決できないのであって、「醒めた頭」も必要なのですよね。

返事遅くなってすいません、、、。

>TAKA先生
そうなんです、あまりにタイムリーだったので、ちょっと驚きました。どう思うのでしょうね。

>あきちゃん先生
私はもともとドライな人間なので、むしろ、「さめた頭」はあったけど、最近「熱い心」を持つようになった、という気がします。

もともとは状況を理解してもらえれば、解決策を考えて最適解を見つける方向に進むものだろうと思っていたのですが、どうもそうではないらしい、ということが分かったので、論理的な解の案を提示しつつ、感情面でも納得してもらう方略をとらないとな、と思います。

でもなかなか難しいですね、、、。その辺は、自分はまだまだつめが甘いなー、もっとうまくできるようにならんとなー、と思います。

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このページは、村上正行が2008年10月16日 23:55に書いたブログ記事です。

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