moodle、クリッカー、授業参観。大学の授業はどう変わる?

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「調査・統計の基礎」。質問紙作成。「マンガでわかる統計学」も使って、注意事項を。

教養教育のカリキュラム小委員会。来年度、再来年度の担当の話。あまり煮詰まらず。まあ、大学の方針が決まらないと決められないことが多くて、ちょっと困る。少なくとも決定事項が何で、その理由は何か、ということは明らかにしてほしいところ。

こまごました作業を終えて、大阪は実家に戻る。雨ですねー。

さて、読売新聞の教育ルネサンスでは、「大学の実力 授業を変える」シリーズが始まっている。1回目はクリッカー2回目はmoodle3回目は教員同士の授業参観。ムードルとカタカナで書かれるとだいぶ変な感じだけど(笑)。個人的にはすでに知っている事例ばかりだが、こういった取り組みはいろんな意味で大学内外に広く知ってもらう必要があるので、新聞で取り上げてもらえるのはとてもいい機会だと思う。

今のところで言えることは、学生の参加をどう高めるか、ということに焦点が当てられている。実際90分間ずっと講義では、学生もかなりしんどい状態になるのは確か。いろんな形で参加できるような仕掛けが必要になりつつある。教員の意識も少しずつ変えていかないといけないでしょうね。

クリッカーを使ってクイズ形式で、というのは特に新しいわけでもないのだけど、こういう機器があると簡単、ってこと。まあ、記事にもあるように、みのさんみたいな話術もあったほうがいいかしら(笑)。

コメント(5)

お疲れ様でした。現時点では何も決められないということが分かっただけでしたね。そういう状況にあるということが一層鮮明になったという意味では職員の方に来て戴いて良かったですね。
突然漏れてくる情報もありますから、情報を共有しながら連携して事態に対処して行くという意味では、職員の方々と絶えず交流することが大切だ、と実感した次第。しかも、職員・教員の区別に拘らず皆が対等に自由に物を言える場をつくることが大切ですね。
基礎教育、少し作戦を変更したほうが好いかな、と考えています。いっそのこと、例のアウトラインモードなどを導入することを真剣に考える必要があるかもしれませんね。アメリカ等で用いられているそうですが、そうした点に関する情報を手に入れることができましたら、教えてください。

少し考えているのですが、僕達の大学が養成しようとする人材に必要な情報教育とは如何なるものであるか、を考えてみる必要もありそうですね。僕達の大学では如何なる能力の養成を優先するか、という視点も必要ですね。そういう視点から、例の科目で教えるべき内容を吟味したいと考えます。近日中に御意見を伺いたいと存じます。

連続投稿で申し訳ありません。もうひとつオマケ。
上の視点から考え始めると、直ぐに行き詰ってしまいます。何故なら、僕達の大学が如何なる人材を養成しようとしているのか、よく分からなくなるからです。今回の会議と同じ様な場所に帰ってきてしまうのですね。困った。

>あきちゃん先生

会議、お疲れ様でした。会議の意味は十分にあったと思います。
教員と職員の連携、情報共有、フラットな関係づくり、がより重要になってきました。これをどう広げていくか、が課題になります。

人材育成の目標ですが、実際のところは、あまり明確に決めなくていいんじゃない?というのが本音です(汗)。大学ですし。

とはいえ、それではあまりにひどいので。勉強でも何でもいいですが、自分なりの考え方を持ってもらえるようにしたいな、と思っています。リベラル・アーツ型大学のイメージでしょうか。日本ではICUくらいしかありませんが、こういったところを参考にするのがいいんじゃないかな、と個人的には思っています。

はい。以前のFDでほんのちょっぴり過激な?意見を申し上げた時の趣旨も、そういう方向です。外国語教育に特化した大学が生き残れる可能性は低いとは思いますが、外国語教育を「活かす」大学は今後大いに必要とされてくるでしょうね。吾々の大学で可能な「活かし方」が如何なるものであるのか、きちんと考えないと、生き残れない、と僕は考えています。

ホントは、アメリカの政治が変化し、結果、日本の政治も変化し、教育に市場原理を導入しようとする教育行政の在り方にも変化が生じてくれる事を、密かに期待しているのですが、仮にそうなるとしても、「間に合う」か否かが重要な問題になりつつありますね。

このブログ記事について

このページは、村上正行が2008年11月 6日 23:55に書いたブログ記事です。

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